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トラピスチヌ修道院の見学ガイド!所要時間・アクセスも解説!

観光・歴史

函館の有名観光地の一つ、トラピスチヌ修道院について、観光する際の見どころ、所要時間、そしてアクセスをご紹介します。

そもそもトラピスチヌ修道院って何?

函館にあるトラピスチヌ修道院の正式名称は、「厳律シトー会天使の聖母トラピスチヌ修道院」です。実は「トラピスチヌ修道院」というもの自体は函館だけでなく世界各地にあります。まずは「トラピスチヌ修道院」がどのようなものなのか簡潔に記します。

キリスト教の宗派にはいくつかありますが、有名なものではカトリックとプロテスタントがあるでしょう。そのカトリックの中に、厳律シトー会(別名:トラピスト会)という修道会があります。トラピスチヌ修道院は、厳律シトー会の会員の方が、キリスト教の教えに則り、神に祈りをささげ規律正しく共同生活を行なっている場所です。

修道院での生活は世間から隔離された自給自足生活となっており、起床は朝の3時半、就寝は夜の7時45分、日中は労働時間、祈りの時間や聖なる読書時間などが明確に決められており、これに基づいて、毎日毎日神と向き合う生活をしているのです。言うなれば、修道院で共同生活する人たちは、生涯を神と向き合うことに捧げているのです。つまり、ものすごく神聖な場所です。これだけは頭に入れておきましょう。

トラピスチヌ修道院とトラピスト修道院の違いは?

ところで、函館から少し離れた当別には「トラピスト修道院」というのがあります。トラピスチヌ修道院とトラピスト修道院は別の場所です。

トラピスチヌ修道院もトラピスト修道院も同じ厳律シトー会の修道院ではありますが、トラピスチヌ修道院は女子会員が、トラピスト修道院は男子会員が共同生活を行なっていることが主な違いです。トラピスト修道院については以下の記事を参照ください。

観光という点で見ると、トラピスチヌ修道院は内部見学はできないのに対し、トラピスト修道院は男性の方であれば、事前に申し込むことによって内部見学が可能です。

ということで、トラピスチヌ修道院の観光において、見学が可能なのはその庭園部分と、資料室、売店などになります。

トラピスチヌ修道院の見どころは?

トラピスチヌ修道院は、先述のようにトラピスト修道院と異なり、内部見学はできません。したがって観光客は、一般公開されている外構部分を見学することになります。

ではトラピスチヌ修道院の門を通って中に入ります。

大天使聖ミカエル像・聖母マリア像

修道院の門をくぐるとまず出迎えてくれるのが大天使聖ミカエル像です。ミカエルといえばキリスト教の他、ユダヤ教、イスラム教においても崇拝される、有名で偉大な天使で、「大天使」の一人とされます。

そして次に出迎えてくれるのが、両手を広げる聖母マリア像。聖母マリアは救世主であるイエス・キリストの母です。フランスにあるラ・トラップ修道院のマリー・ベルナルド神父が作った像とのことです。イエスの母ということで、キリスト教では母性愛の象徴的存在です。

庭園とルルド

そしてなんとも見事なのがこの美しい庭園です。

しっかり剪定され、形が整えられた木々と、曲線を多用した庭のデザインはまさに西洋風のそれです。

庭園の中には、ルルドがあります。ルルドはフランス・ピレネー山脈にある洞窟で、キリスト教徒・カトリックの巡礼地です。ここトラピスチヌ修道院にあるルルドも、それを模して作ったものです。ちなみに、当別の男子修道院、トラピスト修道院にも同じようなルルドの洞窟があります。

建物本館と修道女像、そしてそこからの景色

修道院の建物は非常に美しいです。庭園を一番奥まで登ったところにあるのがメインの建物、本館です。

トラピスチヌ修道院は1898年に創立された大変歴史のある修道院であり、この本館が完成したのは1913年のこと。しかし1925年の火災によって消失し、1927年に再建された建物が今に残ります。ちなみに1941年にもトラピスチヌ修道院では火災が発生していますが、本館は無事でした。

そして、本館に向かって左側には、ある1人の修道女(修道院で共同生活を送る女性)の像が。

こちらはフランスの修道女、聖テレジアで、15歳の時に修道女となり、24歳で一生を終えるまで、実に模範的な修道女として過ごし、多くの修道女を導いたようです。

そして、この本館の前で後ろを振り返ると・・・

函館山と函館湾が一望できます。素晴らしい景色です。

資料館と売店

門から本館の方面へ上がる道の右側には資料館があり、トラピスチヌ修道院に関する展示がなされています。また資料館の隣には売店があります。資料館1部屋、売店1部屋なので、そこまで広いというわけではないものの、トラピスチヌ修道院の歴史や世界のトラピスチヌ修道院に関わる展示があり、大変面白かったです。当別のトラピスト修道院にはほとんど観光客向けの展示がないことを考えると、ここはかなり親切です。キリスト教の知識がなくとも、しっかり学ぶことができます。

旅人の聖堂

実はトラピスチヌ修道院は中には入れないものの、「旅人の聖堂」という建物の中でお祈りをすることが可能です。

ただしここはくれぐれもお祈りをする場所。お祈り以外の目的で立ち入るのは御法度です。ただ「休みたい」「建物に入りたい」と言う場合は、旅人の聖堂の左隣に休憩所があるのでここを使いましょう。

おまけ:函館市民の森

トラピスチヌ修道院の門を出てすぐのところに、「函館市民の森」という公園があります。ここで時間を潰すのもいいでしょう。

売店とビジターセンターもあります。売店ではソフトクリームが売られていますし、外には自販機も。建物の中には机と椅子の休憩スペースもあるので、ゆっくりすることができます。

時間があれば、お散歩コースもあるようなのでぜひ散策をしてみるといいでしょう。私が行ったときも、地元の方が犬の散歩をしていたりしましたよ。

見学の所要時間は?

見学にかかる時間は30分〜45分程度でしょう。当別のトラピスト修道院と比較すると売店も資料館も充実しているので、20分以内での観光、とかだとかなり勿体無いと思います。見どころは割と多いので、少なくとも30分は欲しいでしょう。

また「函館市民の森」とも隣接しているので、市民の森を併せて散策するなどすれば1時間半くらいの時間を潰すことは可能なのではないでしょうか。市民の森には売店もあり、建物内には机と椅子がある休憩スペースもあるので安心です。

なお、「旅人の聖堂」で瞑想やお祈りをしたい方は、もっとたくさんの時間を必要とすることは言うまでもありません。

トラピスチヌ修道院へのアクセスは?

車なしでの訪問の場合、トラピスチヌ修道院はアクセスがあまりよくありません。バスの本数が少ないのです。最寄りのバス停は「トラピスチヌ前」ですが、「トラピスチヌ入口」バス停も近く(徒歩7分ほど)にあります。バスでの訪問の際は、「トラピスチヌ前」「トラピスチヌ入口」両方のバス停をチェックしておきましょう。

ちなみに函館駅からトラピスチヌ前まではバスで40分弱かかります。

しかしこれら2つのバス停を合わせてもバスの本数が多いとはいえません。希望の時間にバスがないということだって普通でしょう。しかし、だからと言ってタクシーを使えば、函館駅からトラピスチヌ修道院まではタクシーで3000円以上かかってしまいます。

そこで1つの選択肢としてお勧めするのが、市電の湯の川駅からトラピスチヌ修道院までタクシーを利用することです。もちろん逆もいいです。トラピスチヌ修道院から市電の湯の川駅までタクシー。これであれば、トラピスチヌ↔︎湯の川駅はタクシーで1300円ほど(2024年現在)とそんなに高くありませんし、時間も有効活用できます。

これなら函館駅から行く場合でも、函館駅↔︎湯の川駅は市電で1人260円(2024年現在)で移動できてしまいますから、お金の節約になります。市電なら本数もたくさんありますしね。

そしてこのルートを使う場合、せっかく湯の川に行けるのですから、湯の川温泉の観光とセットにしてしまいましょう。市電の湯の川駅に降りて、駅前にある湯倉神社を観光、そして湯の川温泉にでも入浴して、タクシーでトラピスチヌ修道院まで。これが結構時間を有効活用でき、お金もそこまでかからないルートに思います。

なお、もし函館空港を使うのでしたら、函館空港↔︎トラピスチヌ修道院をタクシー移動というのも好手でしょう。函館空港とトラピスチヌ修道院は近いですよ。

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