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真冬の北海道横断の旅(9)ロイズの駅とロイズ工場

旅行記

この記事は、真冬の北海道横断の旅(8)の続きです。

[5日目]

工事中の札幌駅

いよいよ最終日。まだ寝足りませんが、眠い目をこすって札幌駅へ向かいます。

北海道新幹線の開業工事により、駅ビルの一つ、パセオも2022年9月に閉店してしまいました。いつも賑わっていたこの地下街も、がらんとしたシャッター通りとなっています。

パセオが営業していた頃の飲食店の案内がまだ残っていました。パセオで食事したことも何回もありました。少し寂しさも感じますが、新しく生まれ変わる札幌駅に期待ですね。

乗車する北海道医療大学行きの列車は、北海道新幹線開業工事に伴って新設された11番線からの発車です。工事のため1番線を潰さざるを得ず、その代替ホームとしてこの11番線が建設されました。札幌駅といえば1番線から10番線までというイメージがすっかり定着していたので、なんだか新鮮に感じます。

ロイズタウン駅

そして降り立ったのはここ。ロイズタウン駅です。ここで降りた乗客は私たちだけでした。ロイズタウン駅は、2022年に新設されたばかりの新しい駅。ロイズ(正式には株式会社ロイズコンフェクト)が当別町とともに、この近くにあるロイズふと美工場への観光客誘致のために駅の建設を請願し、それが叶ってつくられた駅です。駅の建設費はロイズが、駅前整備は当別町が受け持ったんでしたっけ。

駅舎内は至ってシンプル。開業間もないこともあり非常に綺麗ですが、無人の改札機が1台と、無人の券売機が1台。そしてベンチ。当然のように駅員さんのいない無人駅であり、「ロイズタウン」という楽しそうな駅名とは裏腹に水を打ったような静けさです。

まあそれも、まだ開業間もないから。きっとしばらくしたら、たくさんの観光客で賑わう駅に生まれ変わることでしょう。

駅舎はチョコレートの小箱をポンと置いたような可愛らしいデザイン。真っ白な雪に映えます。

さて、駅からロイズのふと美工場までは無料のシャトルバスが出ています。工場まで歩けよ!ってツッコまれそうですが、今日は時間に余裕がないのです。時短のためにおとなしくバスに乗り込みます。

今回は運良く、駅に到着後すぐに発車するシャトルバスがありましたが、列車の時間によってはシャトルバスの接続がなく、バス待ちか工場までの徒歩のいずれかが必要になりそうです。

結局シャトルバスの乗客は私たちだけ。なんだか無料であることが申し訳なくなりますが、まあその分工場で色々土産物でも買いましょう。

ロイズ ふと美工場

ロイズのふと美工場に到着です。いや、ふと美工場だとずっと思っていたのですが、2024年3月現在はロイズタウン工場という名前になっているようです。訪問時はどっちだったのでしょう。特に何の違和感も感じなかったので、「ふと美工場」のままだったのではないかと思うのですが。

白く大きな建物に紺色のROYCE’の文字。

工場の中は、ロイズの直売所があります。逆にいうと現時点ではロイズの直売所くらいしか目立ったものがないわけですが、これからたくさんの楽しい施設が作られる予定のようです。まだ工場内は暫定開業状態であるからか、お客さんの数もまばら。今後いろいろな施設・展示が出来上がって来れば、札幌を代表する観光地の一つとなり、多くのお客さんで賑わうことになるのでしょう。

こんなにがらんとした様子も、今のうちかもしれません。

直売所の中は、どこもかしこもロイズの商品。有名な商品でも、こんなフレイバーあったんだ!って思うことがありました。しかも人がほとんどいないので見放題です。ロイズ好きにはたまりません。

まあそりゃこういうものも買いますよ。仕方ないでしょう。もちろんロイズ特製のものです。ここに来ないと味わえません。

今回の旅行はなんだかんだアイスを食べてますね。でも、真冬の北海道って、基本ベース厚着である上に室内は暖房で暑いですから、アイスクリームを結構食べたくなるものなんですよね。

でもこちら、「ジャージーミルクのソフトクリーム」という、ここ限定のアイスクリーム。ロイズというとチョコレートのイメージを持たれる方が多いかと思いますし、実際にチョコレートがメインであることはその通りですが、実際はスイーツ・お菓子全般を扱っています。

ちょっとした工場見学スペースもありました。「モールディングチョコレート製造ライン」という案内があり、その名の通りチョコレートをモールディングする過程を見ることができます。ただたまたまなのか、結構長期間そうなのか、人がいなかったからかわかりませんが、この日は「メンテナンス中」という張り紙が貼られ、動いていませんでした。

なんだか近未来的な空間です。工場というと無機質なイメージがありますが、さすがロイズの見学施設は凝っています。

工場見学スペースと、右端にある木箱はオルゴール。演奏させてもらえました。

「チョコレートワークショプ」などというのもやっていました。せっかくだから・・・とも思いますが、もうそんな時間はありません。今日の行程をこなして、最終的に帰りの飛行機に間に合わせるには、もう出発しないといけないのです。

さあ、ロイズタウン駅に戻って、次の目的地に行きましょう。

(つづく)

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