高校・大学生は、どこでもいいから旅したほうがいいですよ!

旅先でされる質問、第1位は「どこからきたの?」の類です。

では質問以外で旅先で言われることば、第1位はなんでしょうか。

これ、「うらやましい」なんですよね。本当によく言われます。

観光地に行ってるときはあんまり言われませんね。そこらへんの無人駅とか降りるとすごくたくさん言われます。この間レンタサイクルで走っていた時に出会った大学教授にも言われました。

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若い人は旅先で親切にしてもらえる

この年齢で旅をしていると、結構みんな話しかけてくれます。まあ、学生の旅というのは世間でも好意的に受け止めてくれるのか、びっくりするほど親切にしてもらえます。北海道以外でもそうでしょう。

多分ですが、これは若さゆえの特権です。学生が旅をしていれば歓迎してもらえますし、可愛がってもらえます。特に、普通の旅行者が行かないところに行っても、普通の旅行者がやらないことをやっても、警戒心を抱かれず「若さだね」で好意的に受け入れてくれることのメリットは大きいです。このサイトには「無人駅めぐり」というカテゴリーがあるわけですが、普通の人が降り立ったら不審者そのものだろう、というような無人駅に降りても、若さの特権で住民の方からはすごく歓迎してもらえるのです。

したがって、学生のうちは割と行きたいところに好奇心おもむくままに行けてしまうのです。行く場所だけでなく、行動もそうです。人に迷惑をかけることは別ですが、若ければある程度のバカをやろうとしても許してもらえます。真冬の北海道でホテルの敷地内でカップ麺を凍らせたりするのも、学生だからフロントの方が快くオーケーしてくれるのです。そこそこの年齢で「カップ麺凍らせたいです!」なんて言ったらカップ麺の前にその場の空気が凍るでしょう。

よく聞いてみると旅先で「うらやましい」と言われるのは、その特権を活かしているからなのだな、と感じます。それをいう人たちだって、旅するお金は僕らより間違いなくありますし、時間も捻出できるのだと思いますが、その特権はないのです。それに後で気づいて、「いやー、俺も若いころに気づいておけばなー」と言う人が多いんですよね。

若さを活かした旅行は記憶に残る

あともうひとつ、体力面もあると思います。このくらいの年齢だとちょっとくらいの長距離徒歩移動や無理やり詰め込んだスケジュールでもなんとかなります。日程に対して多くの場所に行けるので、非常に効率がいいですよ。これも「俺も若いうちに・・・」と旅先で言われる理由のひとつかもしれません。

そして、それはただ効率がいいだけではなくて、すごく思い出に残ります。何時までに何キロ歩かないと、とか飛行機に乗り遅れそうだ!などの時間的プレッシャーを抱え、クタクタになりながら観光をするのが、一番記憶に残ったりします。皆さんもそういう思い出あるでしょう?学校の体育祭とかだって適当にやった時より、全力で取り組んだ時が思い出に残るのと同じ理屈でしょう。こういう若さゆえの体力を活かした観光は、効率の面でも思い出の面でもいいのです。

さあ、旅に出よう

だから、これを見ている高校・大学生は、どっか旅に行ってみませんか。北海道に限らず、どこでもいいと思います。学校の勉強は旅と違い、小学生でも中学生でもできます。バイトなどの金稼ぎは大人になったほうができるでしょう。高校・大学生、これくらいの年齢にしかできないこと、それが好奇心おもむくままに色々回って、初めて会った人に親切をしてもらいまくることです。

お金がないというかもしれません。でも、旅自体は本来、そんなにお金なんてかからないものです。田舎に行けば都会よりも食費は安く済ませられます。それこそ北海道ならセイコーマートが味方してくれます。宿泊はネットカフェを利用すれば、2000円以内で泊まることだってできるのです。あそこも行かなきゃ、ここも行かなきゃ、そして名物のアレを食べなくちゃ、温泉も入りたい、と変なステレオタイプに縛られて色々詰め込むから高くなるのです。青春18きっぷかなんかで普通列車に乗って、見知らぬ町で降りてただ歩く。これで十分旅なのです。別に日帰りでもいいでしょう。少しバイトのシフトを増やせば、これくらいの旅の資金を作ることは、決して難しくない人も多いと思います。

もちろん、お金があるという方は、あそこも行きたい、これも食べたいと色々詰め込む旅行をやればいいです。これに関しては、どちらがいいということはありません。若さの特権、という意味では体力面を有効活用できるので、たくさん詰め込んだ旅行の方が良さそうに思えるかもしれません。しかし見知らぬ町で自分の足だけを頼りに、見所を探して遠くまで歩く、これだって十分若さゆえの体力を活かしている旅行ですよね。

色々考え込まず、とりあえずどっか行ってみたらどうですか。きっと喜んでもらえますし、困ったことがあっても誰かがきっと助けてくれます。なぜならあなたは私と同じく若いから。日本国内限定の話ではあるでしょうが。

変に調べてまっすぐ観光地に向かわないほうがいいでしょう。それだと普通の観光客になってしまいます。とりあえずなんか知らないけど知らない場所に行ってみた、くらいのテンションが、こういった温かいもてなしをもらうにはちょうどいいかもしれません。「お金ないんですよ」「何も知らないんですよ」「どうしたらいいかわからないんですよ」。若いうちは、これらが全て好意的に受け入れてもらえるはずです。あ、学生だからそりゃ何も知らないよね、学生だから無茶なこともするよね、そんな感じで微笑ましく思ってくれ、可愛がってくれるのです。結構貴重で、大事な経験だと思いますよ。

あ、危険とか不利益を被った場合の責任は取れませんから。くれぐれもお気をつけて。

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この記事を書いた人

道外出身・道外在住大学生。
小学生のころから北海道の魅力にとりつかれ、北海道旅行回数は30回超。
詳しくは「ご挨拶」ページを参照。
2024年5月25日Xアカウント開設。

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