トロムソ大学博物館
食事をとった後は、今度はトロムソ大学とは反対側。トロムソ大学はトロムソイヤ島の北側にありましたが、今度は島の南端部へ向かいます。移動手段はもちろん路線バス。トロムソは小さな街なのに、バスがとっても便利です。まあ、その分路線・系統がとっても複雑で参るのですが。
さて、そこにあるのは「トロムソ大学博物館」。トロムソ大学とは別の場所にあるので注意が必要ですね。


さて、博物館には営業時間というものがあります。博物館の営業終了までわずか1時間ほど。実際ここは結構大きな博物館であり、普通にじっくりみたらもっと時間がかかる場所なのですが、1時間という限られた時間でクイック観光します。

宇宙の起源、みたいな感じですかね。岩石とか惑星系の展示って、ちょっとわかってちょっとわかんない、という感じが絶妙で、適当に論評するのにすっごく向いています。これなんかみたことある!とかおっきいね!とかジャパンはどうだこうだ騒いでいるうちに時間だけが過ぎていきます。まずいぞ。

ジュピターはでっかい!

アフリカで人類が誕生し、どんどん移動をしていって世界各地に散らばっていったんですね。ここトロムソも、北辺の地ではありますが、海流の影響で緯度にしては比較的温暖であり、古くから人が住んでいた場所であったそうです。こんなふうに、アフリカで誕生した人類がそのままアフリカで生きていければいいわけですが、やっぱり食料は限られていますから競争があるわけで、住む場所を探して移動していって、東の果ての島国に行き着いたのがジャパンに住む人たちってことですね。東の果てで楽しく暮らしてますよ。

北極圏の動植物に関する展示もありました。

こちらはサーミ族の展示。ノルウェーなどヨーロッパ北極圏の先住民ですね。ちょっと悲しい歴史に関する展示もありますが、まずは知っておくことが何よりも大切ですね。

もうこの辺は時間がなかったのでサッとみて終わりです。一体何の展示だったかって?いや、わかりませんけれど。
バス待ちの時間
博物館の営業時間が終わってしまったので、とりあえず外に出ますが、家に帰る路線バスが来るまでにはまだまだ時間があります。ちょっとお散歩しましょう。


日も暮れかけの海辺に出てみます。向こうの陸地が見えており、なんとなく湖のように見えますが、トロムソは島。これはれっきとした海です。

すごく綺麗!って感じの景色ではないんですが、なんだかこういう雰囲気がエモーショナルで好きです。バス待ちの手持ち無沙汰な時間ってのもいいね。車とかで旅行していると、見るもの見たらさっさと帰ろう!となるわけですが、バスとか電車で旅していると、帰りのバスや電車の時間まで待たなければならず、こういう時間が生まれるんですよね。そしてこういう時間が、旅の醍醐味じゃないですか。


こんなところでわちゃわちゃするのが旅というものです。

これまで分厚い雲で覆われていましたが、気づけば青空も見えたりして。自然って面白いなあ。

雰囲気を十分に満喫したら、早めにバス停に向かいます。こんな何にもないところで帰りのバスに乗り遅れたら大変なことですからね。
最後の夜
さて、気づけば今日が最後の夜。悲しいことに、旅には終わりがあるんですね。





最終日ということで、とても食べれたもんじゃなかった食材も今日処理しないといけません。思いっきり加熱して、部屋に匂いが充満して、窓を開けて、凍えて、と非常に涙ぐましい努力をして、食材を無駄にしないよう努めます。

そしてもう諦めかけていた「世界一のケーキ」ですが、なんとスーパーで見つけることができました。冷蔵ケースの一番奥に1個だけ置いてあったのです。感無量です。

とっても美味しくいただきました。
オーロラハント THE FINAL
さて、最終日の夜もオーロラハントに出かけてみます。今日は家から歩いて近くの湖まで行き、そこで見ることにします。街中はやっぱり明るくてオーロラを見ることは難しいのですが、湖ならば周囲に明かりはなく、綺麗にオーロラが見られるんじゃないかと。湖までは歩いて40分ほど。もちろん防寒対策は万全にする必要があります。

湖までは基本的に坂を登っていく形になるのですが、ところどころ振り返ると、やっぱり見事な夜景です。


途中住宅はあるものの、歩いている人もいなく、お店とかなんてあるはずもない、という雰囲気なのでちょっと寂しいですね。

湖に着くと、同じくオーロラハントに勤しむ仲間たちがいました。あ、これ凍ってる湖の上ですからね。海は暖流のために凍らないトロムソも、湖は当然凍っています。凍った湖の上など灯りがあるはずがないので、みんなオーロラハントに最適な場所と捉えているようです。

オーロラが見えました。まあ、これくらいではもう何とも思わない人間になってしまいましたが。


しかしオーロラはそこまで強いものは出ず、それでも待っていると今度は分厚い雲が空を覆い雪が降ってきてしまいます。雪は激しくなるばかりなので、一旦湖畔の木々の中に避難します。


するとものの2〜3分くらいで周囲が全く見えないほどの猛吹雪に。カメラで撮っているのでまだ割と周囲が写っていますが、実際には街灯も何もない湖の上で、はっきり言って真っ暗闇。猛吹雪になると1,2メートル先すらも見えない恐ろしい世界になります。

私も北海道でも経験がありますが、こういう天候の急変って本当に恐ろしいんですよね。風と雪が落ち着くまで木々の間に隠れて、落ち着いたらもう帰ることにしました。結構冗談抜きで命の危険感じるんですよ。

撤収して帰路につきます。今日もお疲れ様でした。
(つづく)


