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日本一のラーメン! 上川のラーメンの楽しみ方!

グルメ・名産

北海道といえばラーメンを食べたい。そういう方は多いでしょう。

札幌なら味噌ラーメンじゃなきゃ!函館は塩、旭川は醤油!と道内各地、どこでもラーメンは美味しいですし、ぶっちゃけ札幌で塩ラーメンを食べても、旭川で味噌ラーメンを食べても美味しいです。

でも、「北海道に行ったから、(ついでに)ラーメンを食べる」という人が大半であって、「ラーメンを食べるために北海道に行く」という人は珍しいでしょう。では後者の場合、北海道のどこに行ったら最も美味しいラーメンを味わえるのでしょうか。

今回は、「ラーメン日本一」を掲げる上川町(かみかわちょう)のラーメンを紹介します。おすすめの店とメニューも取り上げましょう。

上川町の場所と概要

上川町は、旭川市の東に位置する人口3000人ほどの街です。有名な観光地では、層雲峡(そううんきょう)があり、上川駅からバスで30分ほどで行くことができます。「層雲峡」というもの自体はもちろん渓谷を指しますが、その魅力は多岐に渡ります。有名なところでは、銀河・流星の滝黒岳ロープウェイがあり、北海道を代表する観光地の一つです。また、上川町はスキージャンプの高梨沙羅選手の故郷でもあります。

上川町ラーメン憲章

そんな上川町ですが、町おこしの一環としてラーメンをアピールしています。「上川町ラーメン日本一の会」というものがあり、ラーメンへの力の入れ方が尋常ではありません。その証拠に、「上川町ラーメン憲章」というものが掲げられています。次のようなものです。

上川町のラーメンは、大雪山麓の清らかな麗水で製麺し、スープをつくり、麺をゆであげ、加えて洗練された技術と研究により、お客様に日本一おいしいラーメンと喜ばれることを自負し、そのためにあらゆる努力を傾けることを誇りとして、この憲章を掲げます。

  1. ラーメンのスープを90℃にして出します。
  2. ラーメンの味を守るため、一度に多量の麺をゆでません。
  3. ラーメンの味を楽しんでいただくため、各店独自の味を出します。
  4. ラーメンの日を毎月一日とします。
  5. ラーメンを気持ちよく食べていただくため、店内を清潔にします。
  6. ラーメンをこよなく愛し、お客様をあたたかく迎えます。

「あらゆる努力を傾けることを誇り」「スープを90℃」などから本気度が伝わってきます。また一度に多量の麺を茹でないのは本当にそうで、店が混んでいるとラーメン店なのにかなり待たされます。時間には余裕を持って行きましょう。

「あさひ食堂」の「特みそ」をぜひ!

どの店も美味しいですが、有名なのは「あさひ総本店」です。上川駅からも歩いて行く事ができます。特にこだわりがない場合は、迷わずここに行きましょう。地元の方もここをおすすめしてくれる事が多いです。

オーダーするのは一番人気の「特みそ」をぜひ。スープはサラッとしていて、くどさを全く感じません。すごく美味しいです。スープを普段飲み干さない人でも、容易く飲み干せてしまいそうです。チャーシューは驚くほど分厚く、メンマもすごく立派です。スープや麺だけでなく、脇役にもとことんこだわっていることがしっかり伝わってきます。さすが日本一を自称するだけありますね。

1日20食限定の「幻の塩」も非常に美味しいです。こちらの透き通るスープも、塩本来の味といった感じで、変な味が全くしません。天然素材、という味で絶品です。すりごまなどを入れながら、少しずつ味変しながら食べられます。途中で七味を入れると味にアクセントができて、めちゃくちゃいいです。

ただしやはり人気という点では特みそが圧倒的で、私が夕方6時ごろに店に行った時も限定20食のはずの「幻の塩」はまだ残っていました。店内はかなり盛況だったのですが、幻の塩を頼む人はそこまで多くはないようです。店を訪れるのが夜になってしまったとしても、もうないだろうと諦めずに尋ねてみるといいかもしれません。

他にラーメンと丼物のセットもあり、その類もとても人気があります。

私も北海道各地でラーメンを食べてきましたし、本州でもいろいろ食べてます。でもあさひ食堂のラーメンは忖度抜きで本当に美味しいですね。水も違います。ラーメン日本一を掲げるだけあります。

私はコッテリ系のラーメンよりもサッパリ系が好きなので、家系とかが好きな人だと感想は変わってくるかもしれません。ここのラーメンは割とサッパリしています。

他のラーメン店も開拓しよう!

「あさひ総本店」の他の店では、駅近くにある「きよし食堂」が有名でしょうか。それこそ高梨沙羅選手が幼い頃から通っていたお店であるそうです。「上川のラーメン」はあくまで総称であって、「上川ラーメン」というブランドや製法があるわけではありません。そのため店ごとに味も考え方も異なりますから、色々な店を梯子してみると思わぬ発見があるでしょう。全部違うけど、全部本気。それが上川のラーメンのすごいところです。

余談ですが、地元のタクシーの運転手さんには、「味はどこも一緒じゃないの?」と言われました。かなりベテランの運転手さんで、その方も熱烈にラーメンを推していたんですが。実際は店ごとに全然違いますから、ぜひ食べ歩いて好みの店を探してみてください。

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