もはや北海道を代表する観光地といってもいい、白金の青い池。世界中からも多くの観光客が訪れます。
一度見たら驚く!絵の具のように青い池
「青く見える池」というのは他にもたくさんありますが、ここ、白金の青い池の青さには多くの人が驚くことでしょう。
写真は、ご覧のように曇天の時の青い池。晴天の方が太陽光が反射して綺麗な青になる、とはよく言われますが、曇りでもこれだけの青さに見えます。何なら、太陽光が当たらない方が太陽光に誤魔化されることなく、池本来の青さが実感できるでしょう。太陽光に誤魔化されて青いのではなく、本当に池自体が青いのだと実感できるはずです。
なぜ青い池は青いのか?
青い池は美瑛川の水が流れてきており、美瑛川が青いため、青い池になるのです。
いや、美瑛川の水が青い理由を訊いているんだよ!とツッコまれそうですが、美瑛川が青い理由は以下の「白ひげの滝」のページで紹介しています。
青い池が青くない時ってあるの?
もちろん自然の池ですから、青く見えない時もあります。天気については、確かに晴れていた方が鮮やかな青色に見えますが、先述のように曇天でも普通に青く見えるので心配いりません。
しかし、問題なのは雨です。「青い池が青い理由」の「白ひげの滝」のページに記したように、青い池が青くなる理由は伏流水です。したがって、雨水が美瑛川に混ざり込んでしまうと、伏流水の濃度が下がり、青い池は青くなくなってしまいます。
青い池の青い姿を見たい時は、当日、前日、前々日くらいに雨が降っていないかを確認しましょう。この辺りで雨が降ってしまっていると、青い池が青くない可能性があります。日程を動かせる場合は天気予報を見て調整するのもいいかもしれません。
青い池の絵の具のような青さを見ると信じられない気持ちになりますが、あくまで自然の池。自然のものである以上、どうしても天気や環境に左右されて姿を変えるのは致し方ありません。
観光の所要時間は?
青い池自体は、「ただ単に池を見るだけ」になるので、30分程度の観光が標準的でしょう。青い池の駐車場から池まで5分くらい歩くので、最短で観光する場合でも15分ほどはかかるでしょう。
一方で、青い池の周りには特に何もありません。「青い池ソフトクリーム」を売っている売店はありますが、長居するような場所ではありません。時間つぶしをする場所も、青い池周辺にはありません。
超有名観光地なので、いろいろ時間を潰せるのだろう!と勘違いしてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的には「ただ池があるだけ」の場所になります。長時間時間を過ごせるような場所ではありません。
青い池のアクセスは?駐車場は?
駐車場は混雑するので要注意
青い池のアクセスは、車(自家用車またはレンタカー)が一般的です。「青い池駐車場」という非常に立派な有料駐車場があるので、ここに停めましょう。ただし、この駐車場は繁忙期には非常に混雑します。最近では入出庫に1時間待つことも普通にあるようで、注意が必要です。夏休みシーズンや土休日などは要注意です。時間には十分余裕を持って行きましょう。
路線バスでの訪問も可能だが・・・
そのほか、青い池は公共交通でのアクセスも可能です。美瑛駅から道北バスの「白金温泉行き」に乗り、「白金青い池入口」で下車しましょう。ただし、本数が少ないので、路線バスだけで訪問しようとすると「青い池」で何時間も時間を潰さないといけない、ということになってしまうかもしれません。そこそこ足腰がしっかりしていれば、青い池から不動の滝へ、そして不動の滝から白金温泉へ歩いて行けますので、ぜひそんなことも検討されてみてはいかがでしょうか。
私も路線バスで青い池に行き、青い池から不動の滝経由で白金温泉まで歩き、白金温泉で日帰り入浴してから路線バスで美瑛駅に帰る、というルートをとった人の1人です。これならバスの時間まで、白金温泉でゆっくり時間を潰せますからね。
青い池〜不動の滝〜白金温泉の間は、立派な歩道があるので、安心して歩けます。一方で周りには何もないので、飲み物をあらかじめ持参して歩くことと、野生動物との遭遇には十分注意してください。
日帰りの観光ツアーで訪問するという方法も!
車で行くには駐車場の混雑が心配。路線バスでの訪問は本数が少なくハードルが高い。車での訪問も路線バスでの訪問も厳しい、そんな方には「日帰り観光バス」で青い池に来る、という方法があります。
美瑛駅から日帰りのバスツアーに参加することで、青い池を訪問する、という手段もあることをぜひ覚えておいてください。詳細はこちら。
青い池を隅から隅まで観察してみた!
さて、次はこの青い池、隅から隅まで見てみましょう。
まずは青い池の一番奥(駐車場から遠いところ)に来てみました。この辺りは白樺の木がないですが、池は端っこまでしっかり青いです。
池の中央部。文句なしの青さですね。
ちなみに、池の横にはこのような白樺の並木道があります。みんな青い池にだけ注目してしまいますが、こういった白樺の木々も、実に北海道らしく、素晴らしいものです。
池の手前側の端っこ近くに来てみました。ちょっと青さが弱まったように見えますね。
さらに端っこへ来てみました。ここまで来ると青さは全くなく、ドブ沼の様相です。このような姿を見ると、青い池が本当に自然の池なのだな、という実感が湧き、逆に感動してしまいそうです。
なぜ池の奥側の端っこは青いのに、手前側の端っこはドブ沼なのかというと、美瑛川の水が奥側からこの青い池に注いでいるからですね。そんなことを感じ取ると、この青い池が、絵の具で染められた池ではなく、自然のものなのだと確かに納得できることでしょう。自然は本当に面白いです。
近くにある白ひげの滝・不動の滝もぜひ!
青い池から徒歩でも行ける、白ひげの滝と不動の滝。それぞれ以下の記事で紹介しているので、こちらも参考にどうぞ。