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北海道旅行したいんだけど、どこがおすすめなの?に対する回答[時期と地域]

観光・歴史

「北海道行きたいんですけど、どこがいいですか?おすすめはどこですか?」

よくきかれる質問です。

ここで回答しましょう。「どこでも素晴らしい。」以上です。

いや、本当にそうなんです。どこに行っても美しくて、気持ちよくて、優しくて、美味しいのが北海道です。「ここがいい」と言うためには、比較対象となる「そんなによくない場所」が必要です。でもそれがないんですね。だから「ここがいいですよ」と言い切れないのです。どこに行っても素晴らしいという回答になってしまうのです。

なぜ何回も北海道に行くのか。それは北海道のどこに何回行っても素晴らしいから、これに尽きるのです。

しかしこれでは有益な情報ではないでしょう。だから、おすすめの場所を言い切ることはできませんが、季節と場所の相性ならあると思っています。そんなところを紹介しておきましょう。

春(3月・4月・5月)

3月・4月の北海道は他の季節と比べると見劣りするでしょう。北海道の厳しい冬の美しさもなく、美しい緑もありません。溶け残る雪と葉のない木々も、長い冬を乗り越えた風景として確かに風情はあるので、玄人にはいいと思います。しかし一般受けを考えると、他の季節の方がいいと思います。5月も新緑にはやや早いです。

また雪解けの時期は、地方だと足場が悪いことが多いです。大量の雪が溶けてぐちゃぐちゃになることも多い季節です。

したがって、この時期に行くなら都会の方がいいと思います。札幌に行って時計台などを観光し、海鮮でも食べましょうか。

初夏(6月)

6月が北海道のベストシーズン、と断言する人は少なくありません。美しい新緑に覆われる季節、非常に美しいです。観光に適する場所としては釧路湿原を挙げておきましょう。細岡展望台から一面の緑を見ることができます。

夏(7月)

この時期に行けるなら富良野のラベンダー畑です。シーズンなので混んではいますが。

夏(8月)

本州が酷暑に苦しむこの季節、北海道に行けば涼しいだろう、と言うのは正しくありません。北海道だって、札幌や旭川、函館などは猛暑のことも少なくありません。

しかし全道が暑いわけではありません。この時期は知床に行くことをおすすめします。涼しいですし、知床五湖などの観光にも適したシーズンです。冬は雪に閉ざされてしまう場所も、余すことなく観光することができます。サロマ湖に足を伸ばすのもいいでしょう。

夏(9月)

うーん、難しいですが、美瑛にしましょうか。まだ花も咲いてますし、緑も健在、一応シーズン中ではあります。また9月になれば暑さも少しやわらぐので、夏は暑さが厳しい内陸部へ行くことは悪い選択ではないでしょう。ただ、7月に富良野に行けるのならば、そのときにセットで美瑛も訪問することをおすすめします。美瑛は冬もいいですし、必ずしもこの時期がベストシーズンとはいえませんが、富良野をリストに入れて美瑛を入れないのでは、美瑛に失礼ですから。

秋(10月)

この時期なら、層雲峡の紅葉がいいでしょう。

冬(11月・12月)

いよいよ冬、という季節ですが、1月2月ほどの寒さはありません。雪が降り始める場所もあれば、そうでない場所もあります。旭山動物園の冬季開園が11月からなので、どうでしょうか。旭山動物園は冬がおすすめですよ。ペンギンの散歩が名物ですが、こちらは雪の状況によるので11月や12月頭だとやっていないでしょう。

冬(1月)

北海道らしい冬を味わえますが、流氷にはまだ早く、雪まつりもまだの季節。意外とイベントが少ないのが1月です。

阿寒湖とセットで丹頂鶴でも見に行くといいですよ。阿寒湖では氷上でワカサギ釣りを楽しむことができます。丹頂は最近、数も増えているので釧網線などの列車の中から見えることも多いですが、確実に見たいのなら道の駅・「阿寒丹頂の里」に行くといいでしょう。またスキーにもいい時季です。

冬(2月)

それでは皆さんご一緒に。さっぽろ雪まつり。ただ尋常じゃなく混むので思い立って行ける場所じゃないですよ。ホテルは札幌付近だけでなく、比較的遠い地方でも満室になっていたりします。雪まつりに行かないのなら、雪まつり開催中の北海道旅行は避ける方がいいかもしれません。

あとは流氷ですね。網走や紋別の流氷観光船なんて楽しいと思います。

まあ、2月の北海道は厳しい寒さですが、どこでも美しいです。冬のベストシーズンは2月です。

最後に

冬の北海道はリスクも伴います。豪雪や暴風雪の影響で公共交通機関が止まることは日常茶飯事です。車で回ろうにも、道路がツルツルなので、北海道の雪道に慣れていない方が車を運転していい季節ではありません。2022年にJRが1週間くらい連続で動かなかったことが話題となりましたが、本当にそう言うことが起きてしまう気候なのです。冬の北海道を甘く見ることはせず、しっかり事前準備をした上で、無理のない行動をとるようにしてください。

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