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真冬の北海道横断の旅(4)サロマ湖を目指して

旅行記

こちらの記事は、真冬の北海道横断の旅(3)の続きです。

網走に戻る

さて、知床斜里駅まで戻ってきました。超ファインプレーをしてくれたタクシーの運転手さんともここでお別れです。これからもお元気で。

知床斜里駅の駅舎はすごくおしゃれ。木の小箱をポンと置いたようなデザインです。ここに着いたときは駅舎を見る余裕は全くありませんでしたが、ここでようやく駅舎を眺められました。

網走行きの流氷物語号に乗り込みます。列車に乗り込んで座席に座ってようやく一息。なんだか緊張感から解放されました。

あとは来た道を戻るだけですが、途中の浜小清水(はまこしみず)駅で20分停車します。浜小清水駅は道の駅が併設されており、買い物を楽しむことができます。

浜小清水駅。なんだか天気も良くなってきました。

停車時間の間に、道の駅で物産品を見て回ります。小清水町の特産品や珍しいお土産物がたくさん並ぶ中、購入したのは・・・

ミニッツ・メイドのアロエ&白ぶどうです。自販機で買いました。これは小清水町でしか買えないものかって?いや、どこでも買えます。日本全国津々浦々で買えます。

列車は浜小清水駅を発車します。

さっきよりも少し近いような気がしますが、汽車の車窓から見える流氷はまだ遠いです。斜里でガッツリ流氷を拝めたのは素晴らしかったです。

列車は網走駅に到着します。

網走駅到着は12時30分。しかしゆっくりしている時間は全くありません。わずか5分後、12時35分に出発する旭川行き特急「大雪4号」に乗り込み、今度は北見(きたみ)を目指します。北見駅までは50分ほど。結構あっという間です。乗車したのは自由席ですが、海外の方も多くなかなかの乗車率でした。

北見散策

北見到着は13時25分。ここで列車を降ります。

ここは人口10万人の大都市、北見です。網走とは栄え方が違います。駅前の街並みはまさしく都会のそれです。

さて、北見で何かすることがあるのか、というと、特に何も考えていません。16時15分に宿の送迎バスが北見駅まで迎えにきてくれるので、北見に降り立ったのです。基本的には、送迎バスの時刻まで3時間弱時間つぶし、という感じになります。

カーリングのまち、北見。こんなオブジェがありました。本当に面白そうなスポーツですよね。難しそうだけどやってみたい、欲を言えばカーリング部に入りたかったです。

そして、やっぱり寒いんですよ。昨日は暖かかったですが、今日はガッツリ氷点下です。

そんな時は、アイスを食べましょう、って、アホなんでしょうか?

北見といえばハッカで有名な場所です。このアイスもハッカを配合したミントジェラート。普通のアイスよりもさらにスースーします。美味しかったです。

北見には「北見ハッカ記念館」というものもあり、ハッカとともに栄えた北見の歴史を知ることができます。駅からも近いですし、普通はそういった場所を観光するものです。しかし、我々が向かおうとした場所は駅から2km以上離れたイオン北見店。ここに歩いて行こうと。全国色々なところにあるイオンに、雪道を往復4km以上歩いてまで向かおうという決断。アホなんでしょうか?

結構な寒さですが、これだけ都会だとなんだか安心感あるんですよね。何にもない田舎道を歩くときよりも寒さを平気に感じるのは気のせいでしょうか。

2km以上歩いても辿り着きたかったイオンに到着です。北見に来て真っ先にイオンに向かう人は他にいるのでしょうか。イオンマニア以外いないでしょう。

いや、振り返ればそう思いますが、当時は特に疑わず、あー行こうか、みたいな軽いノリで来たんですよね。

そして、まだお昼ご飯を食べていません。時刻はもう15時近く。

選んだのはイオンの中にある「味の時計台」という札幌ラーメンの店。確かに北海道ラーメンですが、「味の時計台」はチェーンですし、本拠地は札幌の店。わざわざ北見で食べるものかといったら・・・と言われればそれまでですが、美味しかったです。やっぱり札幌味噌ラーメンは格別です。

あとはイオンから駅までまた歩いて帰ります。結局チェーン店のラーメンを食べるためだけに遠いイオンに行ったということになります。アホなんでしょうか?

いや、こういった「無駄な行動」が旅の大きな思い出になったりするんですよ。観光バスツアーのように、教科書通りの観光、というのももちろんいいですが、意外と記憶には残りません。こういう変な観光、私は好きです。

ついに駅が見えてきました。

サロマ湖へ

バス停に向かい、宿からの送迎バスを待ちます。16時15分発、予約制の「サロマ湖鶴雅リゾート送迎バス」です。予約していないと乗れないバスですが、バス停に時刻も記載されています。

送迎バスは貸切でした。神秘的な雪原の中をひた走り、サロマ湖に向かいます。

サロマ湖鶴雅リゾートに到着です。ここが今宵の宿です。

サロマ湖鶴雅リゾート

ホテルのロビーは混雑していました。団体のお客さんがいらっしゃるようです。個人客は少なく、大半の団体は流氷観光とセットでサロマ湖に泊まる観光ツアーのようです。アジア系の方が多かったです。

夕食はバイキングなのですが、ただのバイキングだけではありません。なんと海鮮メインつき。バイキングメニューとは別に「海鮮メイン」と称して、立派な牡蠣やホタテを出してくれます。

これが美味しいんですよ。たまらなく。北海道ってこうなんですよね。

そして、飲み物は流氷ビール。

この流氷ビールはジュース感も強いので、本当のアルコール好き、ビール好きにはあまり好まれないかもしれません。私は好きですけどね。

あとは温泉に入ってゆっくりと過ごします。

昨日ほとんど寝なかった分、今日はしっかり寝て、明日以降また頑張ることとしましょう。

(つづく)

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