PR

道の駅みたら室蘭観光案内!白鳥大橋・くじら食堂ランチ・むろらん温泉ゆらら

観光・歴史

室蘭に「みたら室蘭」という道の駅があります。この記事では、道の駅の見どころと、道の駅からの景色、そして隣にある温泉施設をまとめて紹介し、「みたら室蘭」の観光ガイドとします。

少し無機質な外観の道の駅。「白鳥大橋記念館」とも書かれている通り、白鳥大橋が近いだけでなく白鳥大橋に関する展示もあります。詳しくは後述します。

くじら食堂

まず、みたら室蘭には食堂が1つあります。それが「くじら食堂」です。道の駅のエントランスを入ってすぐ左側です。

このコーナーには、食事を提供してくれる「くじら食堂」の他にもアイスクリームを食べられる喫茶店が入っています。ゆっくりできる環境なので、ぜひ小休憩の際に利用するといいでしょう。窓ガラス越しに白鳥大橋を望むこともできます。

セット・単品・軽食、そしてテイクアウトまで。提供している料理のジャンルが広いわけではありませんが、形態は非常に充実しています。やっぱり室蘭だけあって、カレーラーメンとやきとりが中心ですね。カレーラーメンとやきとりは室蘭の二大名物、と言っていい存在でしょう。

室蘭のやきとりは、鳥ではなく豚であることが大きな特徴。「室蘭やきとり」=基本「豚肉」なので、好き嫌いのある方や宗教上の都合がある方は注意が必要です。この道の駅で提供されている「室蘭やきとり」も、全て豚肉です。

さて、注文したのは看板メニューの「室蘭セット」。カレーラーメンとやきとりを同時に味わえてしまう欲張りなセットです。この2つを同時に味わえる店は室蘭でもかなり珍しいと思います。「くじら食堂」で食べる大きなメリットはこれでしょう。この1セットで室蘭名物の必修科目は履修完了です。

室蘭のカレーラーメンは、カレーカレーしていないのが特徴(苫小牧のカレーラーメンと室蘭のカレーラーメンの比較記事はこちら)。単なる「カレー+ラーメン」ではなく、「ラーメンのスープ」としてのカレーになっています。程よくスパイシーで美味い。

そして室蘭やきとり。特徴としては豚肉であるということのほかに、甘いタレとカラシ両方をつけて食べるということがあります。あとは普通の焼き鳥では、肉と肉の間には長ネギが挟まっていますが、ここ室蘭では基本「タマネギ」です。

なぜ豚肉なのか?そしてなぜタマネギなのか?に関する答えは、「安かったから」だったようです。豚肉の方が安価に入手でき、タマネギも北海道名物ですから安かったようで、室蘭ではこのスタイルが定着したそうです。

豚肉が安かった理由については、1937年に始まった日中戦争の際、食糧不足を補うために農家の方が豚を飼い始めたことがきっかけです。食糧不足なら豚じゃなくて鶏でもよくない?と突っ込まれそうですが、当時は豚の皮が軍靴の材料に使われていたようで、豚の飼育自体が奨励されていたとのことです。

全体的に味は可もなく不可もなく。手軽に食べられるメリットはありますが、店自体が地元の人から高い評価を受けているわけではなさそうです。あくまで観光客向け、といった感じでしょうか。

売店

「くじら食堂」の向かい(道の駅に入って右側)には売店があります。かなり広い売店で、また室蘭でしか売られていないお土産物も数多く揃っています。結構珍しいものも多いのでぜひ覗いてみるといいでしょう。

白鳥大橋記念館

次に2階へ。2階は「白鳥大橋記念館」となっており、白鳥大橋に関する展示があります。

白鳥大橋は東日本最大の吊り橋です。室蘭のシンボルともいうべき存在で、夜はライトアップもされます。東京のレインボーブリッジや、横浜ベイブリッジよりも大きいのですからなかなかです。さらにその大きさに加えて、ここは北海道。巨大な吊り橋かつ積雪地ということで、技術的にもたくさんの特徴を併せ持ち、1998年建設当時はかなり画期的な橋でした。

まあ記念館といっても広めのスペースの壁沿いに展示が並ぶ程度。普通の人なら5分くらい、しっかり見て10分くらいで大丈夫な内容でしょう。

またこの場所の一角には子どもが遊べるスペースがありました。

道の駅近くの景色

道の駅がある場所は風光明媚な場所。室蘭を代表する景色を見ることができます。

まずこちらは白鳥大橋。やっぱり大きくて優雅な姿です。

次にこちらが大黒島。1796年にイギリス船プロビデンス号が来航した時に、水兵のハンス・オルソンが事故で亡くなり、この島に埋葬されています。黒百合が咲く島としても知られています。

幸福の鐘。目の前の雄大な太平洋に、思わず鳴らしたくなります。

近くには日帰り温泉!

道の駅から歩いてわずか2〜3分のところに、日帰り温泉施設「むろらん温泉 ゆらら」があります。こちらも併せてご紹介しましょう。

かなり立派で大きな温泉施設です。非常に広い館内・浴室内であり、地元の方の利用も多く、かなり賑わっていました。「ゆらら」の館内、2階にもちょっとした展望スペースがあり、白鳥大橋などを一望できます。広い休憩室では食事をすることも可能です。

浴室内はとても広く、中温湯・高温湯・ジャグジー・ジェット風呂・露天風呂・水風呂と色々なニーズに応えられるお湯が揃っています。水風呂があるということはもちろんサウナもあり、何度もサウナに入って汗を流す常連さんが多かったです。

浴室内にはボディーソープ、リンスインシャンプーなどが備え付けられている上、ドライヤーも無料で利用できます。非常に立派な施設であるにもかかわらず、いや立派な施設であるためか、かなり良心的です。洗い場も多く、浴槽も大きいので、混雑時でも安心でしょう。靴入れもロッカーも鍵付きで、セキュリティ面もばっちりです。

その他の面では、コインランドリーやグループで貸し切れる家族風呂もあったりします。また受付の人も非常に親切でした。

気になる泉質ですが、見た目は無色透明、水に近いような印象でした。それでも効能としてはよくある「疲労回復」「健康増進」のほか、慢性婦人病、冷え性にも効くようです。温泉らしい泉質ではないので、「温泉」という感じを求めて入浴すると物足りなさを感じるかもしれませんが、そもそも「室蘭温泉」というものがほとんどなく、(地元の方の話によるとここ「ゆらら」とあと一軒だけのようです)室蘭で温泉を楽しめるということ自体が珍しいです。室蘭の温泉といえば第一候補は間違いなくここ、そういった施設です。

泉質が温泉らしくはなくとも、浴室内には立派なサウナがあるので、十分ととのうことができそうです。むしろ常連さんを見ていると、ちょっと温泉に入って、そのあとサウナと水風呂を往復している人が多かったです。そして存分に汗を流したあとは広々とした休憩所でのんびり。4〜5時間はいられそうな施設です。

ぜひ道の駅と合わせて、珍しい「むろらん温泉」も堪能してみてはいかがでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました