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湯の川温泉・函館市熱帯植物園ではサルが温泉に?見どころ・所要時間・アクセスも紹介!

観光・歴史

函館の湯の川温泉は、1653年開湯の歴史ある温泉です。そして湯の川温泉には熱帯植物園があり、サルが温泉に浸かる姿で有名ですが、この熱帯植物園の観光ガイド・アクセス等をご紹介します。

湯の川温泉から徒歩で行ける熱帯植物園

先述の通り、熱帯植物園は函館の湯の川温泉にあります。最寄り駅は、函館市電の「湯の川温泉」電停。湯の川温泉電停から湯の川温泉街を抜け、熱帯植物園までは約1kmです。徒歩10分強といったところでしょうか。市電の終点である「湯の川」電停からでも歩くことができ、実は歩く距離的にはほとんど変わりません。ただ、湯の川駅からだと道の分岐も多く、道がわかりづらい上に、温泉街ではなく普通の住宅街を縫って歩くことになるので、温泉駅から歩くことをおすすめします。

引用元:Google社 Googleマップ

熱帯植物園内紹介

まずエントランスから入場料を払って中に入ると、正面には大きなビニールハウスが。

そしてビニールハウスの手前には広々とした芝生空間があります。この広場の左手に有名なサルの温泉、右手には子供が遊べる遊具が置いてあるスペースがあります。

サル山温泉

まずは左手のサルの温泉から。ニホンザルです。餌を買えば、サルに餌をやることもできます。

訪問時は5月中旬。もうだいぶ暖かくなっているからか、温泉に入っているサルはいませんでした。温泉の周りをうろうろしています。いや、もしかしたらもう温泉ではなく、水に張り替えられている季節なのかもしれません。湯の川温泉は無色透明なので、温泉なのか水なのか一目で判断するのは難しいです。

基本的には冬季・12月〜5月は温泉が張られ、夏季は温泉の代わりに水が張られています。5月中旬だと温泉か水か微妙な時季です。

ところで、ニホンザルは基本的に水が嫌いであり、温泉に入る猿というのは珍しいのです。湯の川温泉は保温効果が高い温泉といわれ、入浴してみるとわかりますが入浴後もしばらくポカポカします。サルもそんな温泉の保温効果をわかっていて、寒い冬を乗り切るために温泉に浸かることを覚えたのかもしれません。面白いですよね。

先に触れたように、サルが温泉に入る光景を見られるのは例年だいたい12月から5月上旬ごろまでですが、子どもが生まれた場合は温泉を抜くそうで、この時期に訪問してもサルの入浴が見られない可能性もあります。サル山温泉だけを目当てに行く場合は、入場時に確認してみるといいでしょう。

水の広場

サル山の奥(サル山のビニールハウス寄り)には、ビニールハウスの裏側に向かう道があります。

「水の広場」「ちびっこ広場」と書かれています。行ってみましょう。

道を辿っていくとあるのがちょっとした広場。一段低くなっているところは夏場には水が張られてプールのようになり、子どもが水遊びできる環境になるようです。水が張られる時期は5月〜10月とのことですが、訪問時・5月中旬ではまだ水は張られていませんでした。

この植物園は、冬はサルが温泉に入り、夏は子どもがプールに入る、そんな場所なんですかね。

バッテリーカー

水の広場の隣は「ちびっこ広場」です。バッテリーで走る車を走らせることができます。要するにゴーカートみたいなのができるんですね。

植物園

そして「熱帯植物園」という名前の通り、メインはやっぱり植物園でしょう。最初に正面にあったビニールハウスです。

当然、中は温室になっており、数々の植物が。「熱帯植物園」という名の通り、暑い地域の植物が所狭しと並んでいます。

室内にはちょっとした展望台も。室内中央付近にある階段を上がれば、上から植物を見下ろせます。

植物マニアにとってはかなり面白いでしょう。そうでなくても、それぞれの植物にはネームプレートがあるので、思わぬ発見もあるはずです。

もちろん花もあります。この時は胡蝶蘭が並んでいました。

小さな池もあり、錦鯉も泳いでいます。

そして一番子どもが関心を持ちそうなのがここではないでしょうか。カブトムシ・クワガタムシが飼育されています。

その他

その他にも、湯の川温泉の足湯(サルではなく、ちゃんと人間が入れるやつです)があり、のんびりすることができるほか、函館空港が非常に近いため、飛行機の時間になれば離着陸する飛行機を間近でみることができたりもします。こんな点も、子どもにとっては面白いポイントなのではないでしょうか。

全体を通じて

「熱帯植物園」という名前ではありますが、基本的に子どもが楽しめるようになっている施設だと感じます。特に夏季は本当にそうだと思います。子ども向けの水の広場、バッテリーカー、芝生に遊具のある空間に、サルの見物(夏季でも「温泉に入るサル」は見られないものの「ただのサル」は見られます)。そして子どもが遊んでいる間に親が植物園を見て時間を潰したりする、という感じが想定されているのでしょうか。「熱帯植物園」と名乗ってはいるものの、結構子ども向けの施設です。

大人だけで行って楽しめるのは、室内の植物園と、冬季の温泉に入るサルを見物することくらいでしょうか。まあそれでも十分面白いと思いますが。子どもが遊ぶなら夏、大人が観光するなら冬。そんな棲み分けができているのかもしれません。

おそらくこの植物園の1番の売りは温泉に入るサルでしょう。ただそれは冬しか見られないので、代わりに夏は子どもに楽しんでもらえるようにしよう、そんな配慮によるものなのかもしれません。

観光の所要時間は?

植物園とサル山の2つだけを観光する場合で、30分程度でしょう。ただし夏季に、子どもを連れて、「水の広場」で遊ばせたり「バッテリーカー」に乗せたりする場合はこの限りではありません。また芝生の広場の遊具で遊んだりもできるので、子どもにとっては遊び方は多様であり、特に友達といった場合などは何時間も時間を潰せる場所だと思います。その間大人は足湯に入ったり、サルや植物を眺めたりして時間を潰す、といった感じになると思います。

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