札幌市からほど近く、日本の滝100選にも選ばれている「アシリベツの滝」。北海道を代表する名瀑の一つです。
そしてこの滝、もちろん夏行ってもいいのですが、冬になると滝が凍って「氷瀑」となります。こういった北海道の山中は、冬になれば閉鎖されてしまう場所が多いわけですが、アシリベツの滝は国営の公園内にあるということもあって、冬でも滝を見に行くことができ、その凍った姿を拝むことができます。
行き方:最寄りは「すずらん公園渓流口」!!!!!
アクセスについては以下の記事で詳しく書いているのでそちらを参考にしていただきたいですが、大事なのは、バスで行かれるにしろ、自家用車・レンタカーで行くにしろ、最寄りは「すずらん公園渓流口」バス停、または「すずらん公園渓流口」駐車場だということです。

なぜこれを強調するのかといえば、バスで行くにしろレンタカーで行くにしろ、トラップが仕掛けられているからです。バス停では「厚別の滝」というバス停があり、レンタカーでも「アシリベツの滝」でナビをセットすると「厚別の滝」バス停付近に連れて行かれたりします。大事なことなので繰り返しますが、向かうべき場所は「すずらん公園渓流口」です。特に冬季、気温がマイナス2桁なんてときに、間違えて「厚別の滝」バス停で降りたら大変なことになります。カーナビやGoogleマップの目的地も、「アシリベツの滝」ではなく必ず「すずらん公園渓流口」に。これはとっても大事です。
また、一応公園内なので、公園の営業時間内しか入れません。特に閉園はかなり早いので注意が必要です。2026年1月現在、閉園は16時です。営業時間の詳細は滝野すずらん公園のページを参照ください。

渓流口から滝までは徒歩1km
さて、「すずらん公園渓流口」まで来たら、あとは滝まで歩きます。雪の中ですが、基本的に冬用のブーツを履いているなら普通に滝まで歩けてしまうので、過度に心配する必要はないでしょう。もちろんスノーシューなどを履いてきても良いですが、普通のブーツでも問題ないでしょう。
ただ、道が凍っている場合には、滑らないよう歩く必要があり、細心の注意を払う必要があります。また歩くのにかなり時間がかかるので、その点は注意です。
整備されているとはいえ自然の中ではあるので、滝までの道はもちろん、渓流口駐車場付近であっても、カフェやレストランの類は当然ありませんし、ゆっくり暖を取ったりできる場所すらありませんので、防寒対策は万全にする必要があります。

「すずらん渓流口」の駐車場に掲げられた「アシリベツの滝」の案内板。ここがスタート地点です!

橋の下を潜って、

木々の中をまっすぐ歩いていきます。もうこの風景だけで絵になりますね。

この日は吹雪だったので、道の先の針葉樹が霞んで見えます。別に吹雪の中を歩くのが好きなわけではないんですけど、こういう風景が北海道の冬らしい美しさですよね。

厚別(あしりべつ)川を渡ります。滝はこの上流です。

さらに山の奥の方へ。道は左右を山に挟まれ、ちょっとした渓谷のようないい雰囲気になっていきます。

川を左手に見ながらさらに奥へ進みます。

やがて見えてくる赤い橋の場所にアシリベツの滝はあります。大迫力の氷瀑と雪景色、そして赤い橋のコントラストがなんとも映えます。
冬のアシリベツの滝

なんとも神秘的、そして大迫力の姿です。滝は表面は凍りつき、それでも奥の方はちゃんと水の流れがありました。そして、この結氷具合は日によって結構激しく変わったりします。暖かい日が続いてしまったりするとすぐに溶けてしまいますし、逆に寒波が来れば割とわかりやすく凍ります。この辺りは、湖とかとは異なる点です。毎年冬に凍る湖とかだと、1月2月ならいつでも凍っているみたいな感じで、日によって今日は溶けてるな!みたいなことはありませんものね。
ちなみにこの時の結氷具合はおよそ3割ほどでしょう。個人的には、このくらいが割とちょうどいいくらいなのではないかな、と思っています。

アシリベツの滝は向かって右手の本流と左手の支流、2つの流れがあるのですが、まずは右手・本流のアップから。水の迫力と、氷の美しさが共存しています。滝壺は雪に隠れて見えません。

続いて左手の支流です。ちょっと見にくいかもしれないですが、こちらもしっかり水の流れがありました。

滝を背に振り返った時の川の様子も、本当に美しいです。

行きは吹雪いていましたが、帰り道は青空が出てきました。そしてもう夕暮れ時です。札幌に近いとはいえ、山の天気って本当に変わりやすいですよね。

