美瑛を象徴する景色ともいえる、「赤い屋根の家」。
ところが、「セブンスターの木」「ケンとメリーの木」「四季彩の丘」など、美瑛の他の景勝地に比べ、「どこにあるのか分かりにくい」「地図に載っていない」「ナビで出てこない」可能性の高い場所でもあります。
また「赤い屋根の家」の場所がわかっても、丘が並ぶ美瑛。果たしてどこから見えるのか?ということはなかなか難しかったりします。
「赤い屋根の家」の「あの風景」が見えるのはここ
美瑛の「赤い屋根の家」ときいて、おそらく皆さんが見たことがあるのがこの風景でしょう。
まずこの風景はどこから見えるのかというと、ここになります。
行き方は非常に単純。美瑛駅前の道を、美瑛駅の正面に向かって左方向に進む。それだけです。赤い屋根の家が見える場所まで一本道です。美瑛駅からの距離はおよそ4kmです。
引用元:Google社 Googleマップ
この「赤い屋根の家」が見える場所は、大きな看板が立っているわけでもなく、何か案内があるわけでもありません。あくまでも普通の道路から見える、といった感じなので、見逃して通り過ぎてしまわないように注意する必要があります。
「赤い屋根の家」が見える場所はこんな感じ。本当に普通の道路の途中ですよね。「赤い屋根の家」の知名度に比して、すごく地味な場所に思えてしまうかもしれません。
当然こんな場所なので駐車場はありませんが、この付近にのみ道路に路肩がついており、数台車を停められるようになっています。逆に言えば、この路肩が「赤い屋根の家ビュースポット」の目印になります。
なお当たり前のことですが、決して赤い屋根の家に近づくために農地に入ってはいけません。そこは私有地である上に、靴底についた農作物にも影響が出る可能性があります。撮影する場合は、道路から行いましょう。美瑛では何も知らない観光客が農地にズカズカ入って行ってしまうことがよくあるようで、ちょっとした問題になっています。ぜひ配慮を持って訪問されるようお願いします。
「赤い屋根の家」を遠景で
また、遠景でもよければ、「新栄の丘展望公園」から赤い屋根の家を望むことができます。新栄の丘には、駐車場・トイレ・売店等もあり、しっかり観光地になっています。「赤い屋根の家」を遠くてもいいからゆっくり眺めたい、という場合はここでしょう。
新栄の丘から見ると赤い屋根の家はこのように見えます。綺麗に風景に溶け込んでいますね。
一応どこかわからない方のために。この赤い丸のところに赤い屋根の家が見えます。
もう少し遠景で。新栄の丘の道路と赤い屋根の家の位置関係はこんな感じです。
JR富良野線の車内から
実は、JR富良野線の車内からも「赤い屋根の家」を見ることができます。美瑛〜美馬牛間、美瑛・旭川方面に向かって進行方向右側、美馬牛・富良野方面に向かって進行方向左側です。
富良野線の車内、「富良野・美瑛ノロッコ号」から眺めた「赤い屋根の家」です。道路から見るときよりもやや視点が高く、また新栄の丘よりも近くから見られるので、ある意味富良野線の車内からがベストアングルかもしれません(電線が邪魔ですが)。ぜひ車窓に注目してみてください。
どうでもいいことですが、「電車の窓から見える赤い屋根」なんですよね。なんかこんな歌小学校で習いませんでしたっけ。懐かしい!
反対側から赤い屋根の家は見えるのか?
上の3つの赤い屋根の家ビューポイントは、どれも赤い屋根の家を家の西側から眺めるものです。
引用元:Google社 Googleマップ
では赤い屋根の家をその反対側、東側から見ることはできるのでしょうか。例えば
引用元:Google社 Googleマップ
こんなところから赤い屋根の家を見ることはできないのか。そんな疑問を持たれる方もいるのではないでしょうか。特に、三愛の丘や千代田の丘を訪れる方にとっては、赤い屋根の家の西側に回り込むのは大変、東側から見れたらいい、という考えになるかもしれません。
結論から言うと、見ること自体はできますが、あまり映えません。
赤い屋根の家は、屋根が赤いということもそうですが、この家の形が美しいんですよね。東側から赤い屋根の家を見ると、家を裏側から見ることとなり、この家の形がわかりません。なんだかそこらへんの農作業小屋のように見えてしまいます(個人の感想です)。
赤い屋根の家を見たい場合は、赤い屋根の家近くの道路上か、新栄の丘か、富良野線の車内、このいずれかを選ぶことをお勧めします。