特急北斗・特急すずらんのおすすめの座席は?車窓と併せて紹介!

特急「北斗」は、函館と札幌を結ぶ特急列車。特急「すずらん」は室蘭と札幌を結ぶ特急列車です。(東室蘭〜札幌間は、特急「北斗」「すずらん」の両者は同じ線路を走ります。)

特に特急「北斗」は、函館・洞爺・登別・白老など道内屈指の観光地を通るため、旅行客からの人気も高いです。そしてそれに加えて、「北斗」は道内でも指折りの絶景が楽しめる特急列車なのです。

そんな絶景の列車旅を最大限楽しむために、おすすめの座席を紹介します。

目次

前談:何号車がいい?

まずは車窓とは関係ないところからです。乗るなら何号車?という話題です。

特急「北斗」は何号車でもいいと思いますが・・・

特急「北斗」の場合はどの車両もあまり変わりません。何号車でもいいと思いますが、あえて言うなら2号車です。理由を以下で述べます。

特急「北斗」は通常の車両なら、グリーン車以外は全席コンセントなしです(「はまなす編成」「ラベンダー編成」など例外の車両も一部あります)。しかし絶対に乗車中充電ができないかというと、そうではありません。あまり知られていませんが、2号車のデッキに共用のコンセントがあるのです。2号車を選ぶと、このコンセントを使うのに便利です。繰り返しますが、コンセントは座席にはありませんからね。あくまで2号車の「デッキ」にあります。2号車の1号車寄りのデッキです。コンセントに一番近い席は2号車の端っこ、2号車12番です。

特急「すずらん」なら4号車がいい!

結論から言うと、特急「すずらん」なら、まずは4号車を狙うべきです。

特急「すずらん」の4号車の車両は「uシート」という座席になっていて、他の車両よりも椅子が豪華でやや広いです。もちろん料金は他の車両と変わりません。ただ、みんなこのことはよくわかっているので、4号車が他の車両に比べて混雑することもあります。いくら4号車の座席が少し豪華だといっても、やはり空いている車両の方が快適ですよね。

またコンセントは基本4号車にしかないので、座席でコンセントを使いたい方は4号車の指定が必須です。

進行方向右側?左側?

特急「北斗」のおすすめはC・D席

特急「北斗」では、A・B席が山側の座席、C・D席が海側の座席です。

特急「北斗」の座席のおすすめは海側(C・D席)です。すなわち、札幌に向かって進行方向右側、函館に向かって進行方向左側の座席です。森駅から苫小牧駅まで、かなり長い区間で車窓に噴火湾(内浦湾)を楽しめます。また駒ヶ岳がメインに見えるのもこっちです。

ところが山側のA・B席も、別に悪いと言うわけではありません。実は意外と美しいです。樽前山や昭和新山など、北海道を代表する山々を望め、美しい「山の風景」を堪能することができます。またおそらく「北斗」から見える車窓の中で一番の絶景であろう「小沼と駒ヶ岳(新函館北斗〜大沼公園)」の車窓が見られるのも山側(A・B席)です。

ただ、総合的に考えれば、やはり海側(C・D席)の方が楽しいでしょうね。

なお、窓枠を気にする方に向けて補足をしておきます。函館から札幌へ向かう場合、窓枠が広い(座席に座ったとき、窓枠が邪魔にならず、車窓を眺める際の視界が広い)のは偶数番号の席です。例えば3号車「10番」、4号車「6番」のように、座席番号が偶数の席を選びましょう。

札幌から函館に向かう列車の場合、窓枠が広いのは奇数番号の席です。3号車「5番」、4号車「11番」など座席番号が奇数の席がいいです。

特急「すずらん」のおすすめはA・B席

これがややこしいところなのですが、特急「すずらん」ではA・B席が海側の座席、C・D席が山側の座席になります。特急「北斗」と逆なので注意です。

一応特急「すずらん」のおすすめ座席も海側(A・B席)ですが、特急「すずらん」は札幌〜室蘭と距離が短いため、特急「北斗」に比べると海の見える区間は短く、A・B席をそこまで強くおすすめするわけではありません。まあ海が見えた方がいいよね、程度です。

また、窓枠を気にする方についてですが、4号車は先述の通り「uシート」なので1列1列独立した窓があります。つまりどの席でも視界の広さは変わりません。

そして4号車以外ですが、こちらはかなり難しいようです。特急「すずらん」の車両には2種類あり、そのそれぞれで窓割りが異なるようです。そのため偶数席がいい、奇数席がいいとは一概には言えません。ここは運みたいですね。

特急「北斗」「すずらん」車窓早見表!

「北斗」「すずらん」の車内から見える主な景色を紹介します。それぞれの区間と車窓、そしてその左右が対応しているので、ぜひ乗っている間に活用して楽しんでください。左側が「北斗」のA・B席側(「すずらん」のC・D席側)、右側が「北斗」のC・D席側(「すずらん」のA・B席側です。)

(札幌〜白老)

(白老〜長万部)

(長万部〜函館)

車窓ギャラリー

特急「北斗」から見られる代表的な絶景を紹介します。

小沼と駒ヶ岳(新函館北斗〜大沼公園)

駒ヶ岳(大沼公園〜森)

駒ヶ岳(大沼公園〜森)

噴火湾と駒ヶ岳(森〜八雲)

噴火湾(森〜八雲)

噴火湾の向こうに望む羊蹄山(森〜八雲)

有珠山(洞爺〜伊達紋別)

昭和新山(洞爺〜伊達紋別)

噴火湾の向こうに望む駒ヶ岳(東室蘭〜伊達紋別)

樽前山(白老〜苫小牧)

エスコンフィールドHOKKAIDO(南千歳〜新札幌)

北海道のその他の絶景車窓

今回紹介した車窓を含め、JRの車内から眺められる北海道の絶景を以下にまとめてあるので、参考までにどうぞ。

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この記事を書いた人

道外出身・道外在住大学生。
小学生のころから北海道の魅力にとりつかれ、北海道旅行回数は30回超。
詳しくは「ご挨拶」ページを参照。
2024年5月25日Xアカウント開設。

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