東京から函館へ行く方法は主に2つ。 1つは東北・北海道新幹線で行く方法、2つ目は飛行機です。でも、どっちがいいの?どっちがおすすめなの?ということが気になる方も多いでしょう。
人気なのは飛行機!
まず、大衆の意見から。東京から函館の移動手段として人気なのは、飛行機です。シェアとしては、おそらく新幹線2割、飛行機8割くらいでしょう。特に理由がない限り、飛行機を選ぶのがスタンダードです。
理由としては、函館空港が函館中心部に非常に近いことが挙げられるでしょう。函館空港から函館駅周辺へはシャトルバスで向かうことになりますが、所要時間はわずか20分程度です。
一方の新幹線で降り立つ新函館北斗駅は、函館中心部から非常に遠い位置にあります。新幹線に乗って、新函館北斗駅にようやく降り立っても、そこから在来線に乗り換えて函館駅まで向かわなければなりません。これはかなりめんどくさいと感じる方が多いと思います。いや、それなら函館駅に向かう前に新函館北斗駅を観光すればいいんだよ!と思った方、素晴らしい発想ですが、新函館北斗駅は函館方面の乗り換えに特化した駅で、乗り換え機能以外、ほとんど何もない駅なのです。
これらが、きっと多くの方が新幹線利用を敬遠する理由だと思います。
ところで、そんな新函館北斗駅の周辺案内と、新函館北斗駅から函館駅へ向かう「はこだてライナー」への乗り換え案内については、以下の記事にまとめていますので、必要な方は参考にされてください。
飛行機vs新幹線 所要時間比較!
飛行機の羽田空港→函館空港の所要時間は、1時間20〜25分ほどです。
羽田空港までの移動時間30分、空港に出発の1時間前に到着する、また空港から函館駅まで、シャトルバスの待ち時間を含めて35〜40分とすると、全体の行程で3時間半ほどでしょう。
一方、新幹線の東京駅→新函館北斗駅の所要時間は、4時間〜4時間20分ほどです。
新函館北斗駅から函館駅まで在来線で移動することを考えると、全体で4時間半〜5時間ほどでしょう。
まあ移動時間については、確かに飛行機の方が短いですが、そこまで大差ないと言う見方もできると思います。大事になってくるのは料金の比較ではないでしょうか。
飛行機vs新幹線 料金を比較してみよう!
飛行機はシーズンや予約のタイミングによって、その値段が大きく異なります。直前の予約だと、飛行機で行こうとするとかなりの高額になってしまったりしますし、またお盆期間や年末年始などのハイシーズンも、飛行機の値段がグッと上がってしまいます。
そんな中、新幹線はどんなに直前の予約でもどんなにハイシーズンでも正規料金は同じですから、そう言った意味では使いやすい交通機関です。私のおすすめとしては、東京から函館の移動は飛行機が人気であることを念頭に、飛行機の値段を調べ、高かったら新幹線にする、などがいいのではないかと思います。やっぱり自分の旅する日程で料金を比較して、飛行機にするか新幹線にするか選ぶ、と言うのがスタンダードでしょう。
飛行機と新幹線・それぞれ安く行く方法は?
飛行機で行くか新幹線で行くかを決めるために料金を比較しよう!という話を書きましたので、どのように料金を比較するかについて補足説明をしたいと思います。飛行機を安く取る方法、新幹線を安く取る方法の2つをご紹介します。両方をトライしてみて、飛行機か新幹線か決めるのがいいと思います。
飛行機を安く取るなら「スカイスキャナー」
飛行機を安く取るなら、「スカイスキャナー」が便利です。日付と、発着空港を入力するだけで、すべてのサイトを検索して最安の航空券を見つけ出してくれるという超便利なサイトです。いちいち複数サイトや、複数の航空会社で料金の比較をしなくとも、スカイスキャナーなら自動的に最安値を見つけ出してくれるのです。
新幹線を安く取るなら「えきねっと」
新幹線を安く取りたい場合、「えきねっと」に会員登録し、ここから新幹線を予約すると5〜20%の割引、2週間以上前に予約をすれば、25〜40%という特大割引を受けられることもあります。「えきねっと」会員登録は無料ですから、登録しない手はありません。
ただし、当たり前のことですが、割引率の高い切符(=安い切符)は売り切れるのも早いので、早めに申し込む必要がありますね。
https://www.eki-net.com/Personal/Top/Index
もしえきねっとが取れなければ、学生なら学生割引を使う手もありますし、その他にはあまり知られていませんが旅行商品「びゅうダイナミックレールパック」を使う手もあります。「びゅうダイナミックレールパック」のサイトから、往復の新幹線と、宿泊するホテルを一緒に予約すると、大幅な割引を受けられます。割引率は日付や予約タイミングによって変わりますが、かなりお得になることが多いようです。
https://www.jre-travel.com/drp
上級者向け:新幹線を活かした旅行計画
ここまで、東京から函館の移動手段として、飛行機の方が人気だ、という話をしてきました。その上で、新幹線と飛行機、料金が変動するので比べてみるといいですよ、という話もしました。
しかし、ここで少し上級者向けの提案をします。新幹線のデメリットは「新函館北斗駅が遠い」ということだと説明しましたが、これは旅行の仕方によってはメリットになり得るのです。
それは何か、というと、確かに新函館北斗駅は函館市中心部から遠いです。函館市中心部から「は」遠いのです。でもどうでしょう。函館空港や函館市中心部から遠くて、新函館北斗駅に近い有名観光スポットもあるのですよ。
それがここ。「大沼国定公園」です。美しい駒ヶ岳と、長くて美しいハイキングコース・サイクリングコース・キャンプ場まで有する、道南屈指の観光地です。
大沼国定公園のすぐ近くには、「JR大沼公園駅」があり、新函館北斗駅から大沼公園駅まではJRの在来線で簡単にアクセスすることができます。だいたいの列車は新幹線との接続もとってくれるので、新幹線から新函館北斗駅で在来線に乗り換えて大沼公園へ。逆に大沼公園から在来線に乗って、新函館北斗駅でそのまま新幹線に乗り換え。こんなことが容易にできるのです。大沼公園を観光する場合、新函館北斗駅は素晴らしい位置にあるのです。
だから皆さんの中で、新幹線で函館に行こうと思われている方がいれば、ぜひこれを有効活用されるといいと思います。新函館北斗駅が大沼公園に近いメリットを活かして、大沼公園を観光する。または、大沼公園を観光する予定なら、あえて新幹線を交通手段に選ぶ。こんなことができると、旅の密度はより上がります。
私だったら、行きは飛行機にして、函館中心部にすぐに出られるようにして、帰りは大沼公園を観光してから、そのまま函館に戻ることなく、新函館北斗駅で新幹線に乗る、みたいなプランにしそうですね。あ、そういうプランでモデルコースを作ったんでした。よかったら参考にしてください。新幹線の新函館北斗駅の位置をあえて有効活用する、というのはこういうプランのことを言うのです。
上級者向け:逆に飛行機を活かした旅行計画
新函館北斗駅の位置を活かした旅行計画があるなら、飛行機を活かした旅行計画もできるのでは?はい、できます。函館空港は湯の川温泉に近いので、湯の川温泉に行く場合は飛行機を交通手段に選び、函館空港から湯の川温泉にダイレクトアクセス!することもできます。
まとめ
以上のまとめです。東京ー函館間の移動について、
・全体的には、飛行機が人気。
・ただし、価格が時期によって変わるので、飛行機・新幹線両方の料金をチェックしておくことがおすすめ。
・その際は、正規料金の比較ではなく、最安値を調べて比較することがおすすめ。最安値の探し方は当記事に掲載。
・新幹線を使うなら、大沼公園を合わせて観光すると便利。逆に言えば、大沼公園に行きたいのなら、新幹線を有効活用するのが良い。
・飛行機を使うなら、湯の川温泉を合わせて観光すると便利。逆にいえば、湯の川温泉に行きたいのなら、飛行機を有効活用するのが良い。
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