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層雲峡温泉氷瀑まつりの楽しみ方!ホテル・アクセス手段も考察!

観光・歴史

「北海道3大冬まつり」という言葉をご存知でしょうか。1つがあまりにも有名な「さっぽろ雪まつり」。2つ目が「旭川冬まつり」。そして「層雲峡(そううんきょう)温泉氷瀑まつり」です。さっぽろ雪まつりはあまりにも有名で、その時期になるとホテルはどこも超高価格、それでいてかなり早く予約しないとすでに満室という人気ぶりです。

しかし後の2つは、人気ではありますがさっぽろ雪まつりに比べると知名度は今ひとつです。それでもたくさんの観光客が訪れることには変わりなく、非常に魅力的な祭りです。ある意味「穴場」かもしれません。今回はその中で、「層雲峡温泉氷瀑まつり」(以下、氷瀑まつり)を取り上げ、2023年の氷瀑まつりの様子をもとに、氷瀑まつりを全力で楽しむためのガイドをお届けします。

そもそも層雲峡温泉ってどこ?

層雲峡温泉があるのは、北海道の上川町(かみかわちょう)で、旭川の東あたりです。山の中ですが、意外と公共交通機関もしっかりあり、JR旭川駅やJR上川駅から路線バスでアクセスすることができます。

宿泊は?アクセスは?

氷瀑まつりは層雲峡温泉の中心部で開催されるので、層雲峡温泉のホテルであれば、基本的にどこに泊まっても氷瀑まつりに行くことができます。会場に近いホテルであれば歩いて行くことができますし、会場から少し遠いホテル(ホテル大雪など)では、会場まで送迎バスに乗せてくれたりします。

ホテルを選ぶ際に、氷瀑まつり会場までの道のりと、送迎の有無を調べておくと良いでしょう。

会場まで近いホテルと言っても、ある程度の(雪道の)徒歩は必要なので、なるべく歩きたくない方は会場までの無料送迎バスがあるホテルを選ぶことをお勧めします。お勧めは「ホテル大雪」です。かなり大きくランクも高いホテルなので、氷瀑まつり会場までしっかりお膳立てしてくれます。またホテルへの到着時も、電話をすれば「層雲峡温泉」バス停からホテルまで無料で送迎してくれます。

ちなみに層雲峡温泉に車でアクセスすることは、雪道の運転によほど慣れていない限りお勧めしません。観光地とはいえ山の中です。言ってしまえば田舎道です。凍った山道でも問題なく運転できる自信のある方だけ自家用車やレンタカーをご利用ください。そうでない方は先述した路線バスで層雲峡温泉に行くことをお勧めします。

層雲峡温泉氷瀑まつり

氷瀑まつりは、1976年に始まった祭りで、氷の展示物や建造物が並びます。「氷瀑」という名前の通り、会場は石狩川に沿った場所になります。

氷瀑まつりが行われるのは夜。したがって、氷瀑まつりを楽しむには層雲峡温泉への宿泊が必須です。場所が場所なので、氷瀑まつりを楽しんで夜遅く旭川に帰る、などということは非現実的です。

そして、防寒対策は万全に。特に氷瀑まつりは夜に行われますし、内陸部なので相当冷え込みます。私が2023年にいった時は最低気温-24℃、氷瀑まつりの開催中は-18℃ほどでした。これは氷瀑まつり期間内でもトップクラスで寒い時ではありますが、防寒対策は甘く見ないようにしましょう。あと靴も大事ですよ。

なお、真冬の防寒対策については、こちらの記事で詳しく解説しています。

まず会場全体を望みます。ここを下っていけば氷瀑まつり会場です。路面は凍っているので、少し気を抜くとすべる危険もあります。気をつけて歩きましょう。

会場内は氷で作られた建物が並びます。そしてそれが綺麗にライトアップされています。

わかりますでしょうか。会場の中央部には石狩川が流れています。石狩川は凍っているわけではなく、しっかり流れています。会場内は石狩川の流れる音が聞こえ、かなりいい雰囲気です。

建物の中も非常によく作られています。こういった氷の建造物は、「さっぽろ雪まつり」や星野リゾート・トマムの「アイスヴィレッジ」でもみることができますが、雪まつりやアイスヴィレッジとは決定的に違う点があります。それがこれです。

上を見上げると・・・

はい、氷瀑なのです。上から落ちてくる水がそのまま固まったような氷になっているのです。綺麗に整形された氷ではなく、ワイルドな「氷瀑」という見た目は、実際に見るとなかなか迫力があります。

こんな尖った氷が落ちてきたらおじゃんでしょうから、一種の恐怖感さえ覚えるかもしれません。

なんとなく雰囲気がわかりますでしょうか。いい意味で自然らしさがあります。

海外からのお客さんがかなりたくさんいました。もしかしたら日本人よりも多かったかもしれませんね。

凍てつく石狩川を間近に見下ろします。この石狩川がいい感じに会場のエリアを分けています。

会場自体がすごく広いというわけではありませんが、建物の中など見るところは多く、長時間楽しめます。もちろん非常に寒いので、その辺りの兼ね合いもありますが。標準的な観光にかかる時間としては1時間半程度ではないでしょうか。寒さが大丈夫であれば2時間ほどが適切だと思います。

また、氷瀑まつりのメインは写真撮影です。氷像や建物を撮るということではありません。自分が氷像と一緒に写真を撮る、ということがメインの楽しみ方です。

例えば、氷でできた椅子や、氷の顔はめパネル、氷で作られた人型など、自分自身がそこに入って写真を撮れる、というのがメインです。その氷の作品次第で、色々なポーズをとって面白い写真を撮る、ということが充実している印象を受けました。いや、本当によく考えられていて、楽しい写真をたくさん撮れますよ。あそこでも撮りたい、あっちでも一枚、とどんどん写真を撮りたくなるはずです。

私も思い思いのポーズで大量に写真を撮りました。

ちなみに、iPhoneは寒さに弱く、氷瀑まつりが行われるときのような氷点下では、簡単に電源が落ちます。写真撮影命の氷瀑まつりですから、ちゃんと写真が撮れるように、iPhoneの電源が落ちないよう注意して使ってくださいね。ポイントは、使用時以外はiPhoneをズボンのポケットに入れて、体温で温めることです。

そして写真撮影を存分に楽しんだら是非、やりたいのがこのチューブスライダーです。

有料ではありますが、制限時間内であれば何度でも滑ることができるので、お茶目な方はどうぞ。お茶目な私は全力で楽しみました。スノーチューブに乗って滑り降りるので、普通の滑り台に比べると、地面の衝撃が直接体に伝わらない分、体への負担は少ないと思います。比較的年配の方でも心が若ければ大丈夫でしょう。斜面も緩やかなので、怖さを感じるようなスピードは出にくいと思います。

花火の日程をチェックしておこう!

氷瀑まつりでは、一部の日程で花火が上がります。ただし、祭り開催日でも花火が上がらない日があるので、事前のチェックが必須です。別に花火はどうでもいい、という方は花火が上がらない日に行っても良いでしょうが、個人的にはやはり花火を見られる日程をお勧めします。

花火自体は、普通の地方の花火大会レベルですが、意外と氷瀑まつりによく似合います。夏の風物詩である花火を、極寒の北海道で見るのは、なかなか良いものですよ。

せっかく氷瀑まつりに行ったなら・・・

最後に、せっかく氷瀑まつりに行ったら、本物の氷瀑を見て帰りましょうよ。層雲峡温泉から、大迫力の氷瀑「銀河・流星の滝」に足を伸ばしてみましょう。層雲峡のホテルから銀河・流星の滝に行き、再びホテルに連れて帰ってきてくれる観光タクシーもありますよ。

銀河・流星の滝の詳細は、以下の記事をご参照ください。

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