嫌いな食べ物・苦手な食べ物の克服方法

嫌いな食べ物ってありますか?「ない」って人の方が少ないのではないでしょうか?多い人だとたくさんあるでしょうし、普通の大人でも1つや2つくらいは「これ嫌い」ってのがあるような気がします。

まず前提として、別に嫌いな食べ物は「絶対克服しなければならない」ってわけでもないでしょう。でも、克服したい!という方だっていらっしゃるはずです。まあ、食べられるものの数は多い方が毎日が豊かになるでしょう。

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苦手なものの克服は本場に行け!

結論はこれです。苦手な食べ物は本場に行って食べると結構克服できます。カニが嫌いなら、福井に行ってカニを食べよう、みかんが嫌いなら、愛媛に行って食べてみよう、っていうそういう話です。

まあ、私も昔はイカ嫌い、ウニ嫌い、イクラ嫌いでしたが、函館でイカが好きになり、知床でウニが好きになり、イクラは克服までに時間がかかり、まだ「好き」というレベルには至っていないものの、全然食べられるようになりました。おかげで昔はウニもイクラも食べられない「お財布に優しい人間」だったのですが、今ではウニを見ると食べたい気持ちが湧いてくる「お財布の敵」になってしまいました。一体どうしてくれるのでしょう笑

というわけで、「嫌いなものは嫌いなままで」でも全然いいと思います。でもやっぱり、私的にはウニやイクラを克服できて本当に良かったと思います。やっぱり、普段めったに食べないものであっても、「食べられるものが増える」というのは、総じて楽しみが増えます。

大事なのは「行く」ことです!

ここで、「そうか、本場のものを食べれば苦手を克服できるのか、早速知床からウニを取り寄せよう」というのはあまりお勧めしません。大事なのは「本場に足を運ぶ」ことなんですよね。

いくらイカが美味しい函館であっても、函館で食べないと本当の美味しさは分かりません。世の中の食べ物というのは基本的になんでもそうで、結局は現地で食べないとダメなんですよね。以前に「札幌ラーメンは札幌で食べないといけない理由」みたいなのを書いて記事にしましたが、これにももちろん関係があります。やっぱり現地で食べるのと、「〇〇産」のものは全く別物と言っていいでしょう。

苦手なものを食べる、というのは、結構難しいことです。体が拒否反応を起こしてしまうからです。自分で「苦手だ」と思っているものを口に入れるのですから、感覚も結構敏感になっています。そんな中で脳を騙して、「美味しいものだ」と記憶させ直すには、「〇〇産のそこそこいいもの」ではなく、「本場のちゃんとした味」を植え付ける必要があるのです。

また、本場に行くことは、もう一つ、心理的なメリットがあります。本場に行くと、例えば函館のイカであれば、そのイカを釣って生計を立てている人に出会うわけです。イカを提供してお金を稼いでいる人に出会うわけです。イカを目的にたくさんのお金を払う観光客に出会うわけです。そのような「人との出会い」から、「あなたの苦手なものが地域に根ざしている」世界に入ることで、自然とそれに興味を抱けることと思います。きっといきなり「食べたい!」とまでは思わなくとも、「何も食べずに帰るのはもったいない」みたいな気持ちは湧いてくるのではないでしょうか。旅の途中という非日常の環境も、「苦手なものに挑戦する」というネガティブなイメージを取っ払い、「未知の世界を知りに行く」といったワクワクした体験に変わることでしょう。

あのね、本当に本場に行ってそういう世界を見ると、意外と簡単に洗脳されちゃいますよ。苦手だったものが、「あれ、面白そうだな」「食べないで帰るのはもったいないな」という小さな気持ちから自ら口に運び、「意外といけるじゃん」にコロッと変わってしまうのです。

一応正しくやってくださいね!

私も結構そうなのですが、どうしても苦手な食べ物に高いお金を払うのは躊躇してしまう方が多いでしょう。高いお金を払って不味かったら・・・高いお金を払って食べられなかったら・・・みたいな心配もあると思います。私も貧乏症なので、そうやって二の足を踏んでしまうタイプです。

そしてそれも一理あります。苦手なものに高いお金を払うのはリスキーなのです。だからこそ、高いお金を払って「〇〇産のものを取り寄せる」というやり方はお勧めしないのです。このやり方だと、「高いお金を払ったのに不味かった」が普通に存在するからです。

でも一方で現地に行けばどうでしょう。現地ではもちろん高いものもありますが、安いものも当然選べます。で、こういった本場においては、安いもののレベルも高いのです。

上の文章だと、「苦手なものの克服方法は最高級品を食べて美味しさを知ること」だと勘違いされてしまうかもしれませんが、そういうことではありません。私が書いているのは、あくまで「本場で味わうこと」。現地に行ったら、わざわざ高いものを選ばず、そこそこリーズナブルなものを選べばいいのです。本場では、そのリーズナブルなものでも、いやリーズナブルで地域の生活に根ざしているものが美味しいのです。だからその味を知ることで克服できるのです。

うまく伝わりましたか?大事なのは、現地で「地域に根ざしている」「経済を支えている」本場の「ソレ」を食すことです。

現地まで足を運ぶなんてできない!という方へ

分かります。とは言っても、よし、イカを克服するために函館に行こう!は厳しいこともあるでしょう。旅行なんて、お金も時間もかかりますから、なかなか簡単にできるものではありません。

でも、この「本場に行って克服する」という手法のメカニズムを分析すれば、家でもすぐにできる克服方法が作れるんですよ。最後にそれを紹介します。

本場に行って苦手な食べ物を克服する手順は、「まず興味を持つこと」から始まります。そうなんですよね。ここから始めればいいのです。

トマトが嫌いなら、トマトを栽培してみるとかがいいと思います。どんなふうに育って、どんなふうに花が咲いて、どんなふうに身がなるのか。栽培しているとだんだんとその成長の様子に興味が湧き、やがてトマトそのものに興味が湧くことでしょう。そうすれば、「ちょっと食べてみようかな」という気になり、自分で手間暇かけて育てた、もぎたてのトマトをかじってみれば、克服できそうな気がしませんか?

納豆が嫌いなら、その製法をYouTubeで見てみる、とかがいいでしょう。どうやって作られているのかな、ということを調べてみる。勉強してみる。要は、その食べ物に関する知識を入れてみるということですね。勉強した後、すぐに食べようとは思わない方がいいでしょう。ただ、1週間に1回とか、定期的に情報を収集して勉強してみる。そんなことをしているうちに、割と自然と興味を抱ける日も来ると思います。

別にその食べ物に関する知識まではいかなくとも、その食べ物が出てくる映画作品とか、物語とか、そんなもので全然十分だと思いますよ。ストーリーへの興味から、次第に食べ物そのものに興味が移っていきますから。

最後に

以上、苦手な食べ物の克服方法でした。まあ、正直言って人間「どうしても苦手」というものはあると思います。そういうものは無理に克服しなくていいんじゃないですかね。嫌いなものがはっきりしている、って方が人間らしいじゃないですか。なんでも大丈夫!嫌いなものなんてない!なんていうのは、感情がないロボットのようで人間としてあんまり面白くないんじゃないでしょうか?

でも、一方で、冒頭にも述べましたが、「どうしても嫌いで仕方がない」というもの以外は、克服するといいこともあると思います。私は北海道が好きだったおかげで、北海道で苦手なものをいくつも克服してきましたし、このあいだ車をぶつけたT君も牡蠣が嫌いだったらしいですが、私が無理やり北海道で生牡蠣を食わせたらケロッと克服していました。ってかT君、これ読んでるかい??読んでたら連絡してね!

現地まで足を運べない人用の解決策も、私と私の周りでは割と有効な手法なんじゃないかな、と思っています。ぜひ試してみてくださいね!

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この記事を書いた人

道外出身・道外在住大学生。
小学生のころから北海道の魅力にとりつかれ、北海道旅行回数は30回超。
詳しくは「運営者情報」ページを参照。

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