白金の青い池や丘の風景で知られる美瑛。それら自然の景色が素晴らしすぎるので、ついつい美瑛の市街地は素通りしてしまいそうになりますが、それでは勿体無い。また、単純に美瑛駅周辺で時間を持て余してしまったから、美瑛市街地に観光スポットはないか探している、という方もいるでしょう。
この記事では、美瑛の市街地、美瑛駅から徒歩圏内の範囲での観光スポットをご案内します。そして最後に、美瑛の街並みがいかに美しいかをお見せしたいと思います。
美瑛駅すぐの3施設
道の駅「丘のくら」
まずは美瑛駅からすぐのところにあるここ。道の駅「丘のくら」です。美瑛のお土産がたくさん売られているほか、美瑛の名物も飲食することができます。
四季の情報館
また「丘のくら」の他にも、美瑛駅のすぐ近くには「四季の情報館」という観光案内所兼土産物屋があったりします。観光案内のほか、美瑛のお土産、また美瑛の観光バスツアーの受付もここです。さらにコインロッカーもあったりするので、美瑛観光の最初に寄っておきたいスポット。
美瑛駅(駅舎)
また美瑛駅自体も、石造りの美しい駅舎が目を引き、思わず写真を撮りたくなります。美しい美瑛の町の玄関口にふさわしい駅舎です。
四季の塔
続いて「四季の塔」。その名の通り美瑛の町を一望できる展望タワーです。美瑛町役場の隣にあり、入場は無料です。
美瑛町役場と四季の塔は外観的に同じ色・雰囲気なので、遠くから見ると役場とタワーは一体化した建物のように思えてしまうかもしれません。役場と塔は一応渡り廊下で繋がってはいるものの別の建物です。
左手前が「四季の塔」、右奥が美瑛町役場です。
ということで、人情的にはこちらの大きなエントランスから入りたくなりますが、ここは役場の入り口です。「四季の塔」の入り口ではありません。ただ、「四季の塔」にはトイレがないので、トイレに行きたい場合はこの入り口から入り、役場の中のトイレを借りましょう。
「四季の塔」の入り口はこちら。目立たないので注意です。中に入り、エレベータで展望フロアまで上がりましょう。
ご覧の通り、展望室は決して広くありません。それでも、360度美瑛の町を見ることができます。
美瑛は丘の町。高い建物がなく、綺麗に区画された美しい街並みも目を惹きますが、やはり注目したいのが町の向こうの丘陵地帯。
四方どこを見ても、町のすぐ向こうは丘。平野ではなく、山でもなく、丘です。いかにも美瑛らしい。
それでは美瑛駅を探せ!のコーナー。簡単すぎますかね。
丘のまち郷土学館 美宙
「四季の塔」から道路を挟んで向かい側には、郷土資料館があり、美瑛の歴史と生活を学ぶことができます。入場無料です。
靴を脱いでスリッパに履き替えて中に入ると、スタッフの方が出迎えてくれました。まずは1階の展示から見ていきます。美瑛の丘が形成された理由といった地球レベルの歴史から、そこに人が住み始め、生活を営み、時代の波に翻弄されながらも、今の美瑛を作り上げたストーリーが刻まれています。
地質の話から、農業・狩猟と採集、そして第二次世界大戦と美瑛の人々など、なかなかここに来なければ学べない美瑛の姿を知ることができます。
1階の展示を見終わったら、2階へ。
2階は展示とかではなく、休憩室のようになっています。キッズスペースや、談笑できる机、自動販売機などがあり、楽しく時間を使うことができます。
それにしても、とても無料とは思えない立派な施設です。インテリアも美しく、展示も非常にわかりやすく興味深い。スタッフさんも親切でした。美瑛が大好きになること間違いありません。私は元から美瑛大好きですが、より愛着が湧きました。
美瑛神社
美瑛にある「美瑛神社」も、北海道屈指のパワースポットとして人気です。札幌の北海道神宮、そして洞爺湖と並び、「北海道三大パワースポット」と称されることもあるくらいですから、美瑛神社がいかにすごいかがわかります。
また「美瑛三大パワースポット」という括りも使われ、こちらでは白金の青い池、白ひげの滝とここ美瑛神社が該当します。美瑛強すぎですね。
1896年、和歌山県からこの地に入植したのが熊野団体27世帯です。1897年にその一人である木下四郎が両親を迎えるため和歌山の故郷に戻り、旧官幣大社熊野坐神社から「家都御子命」の御分霊を受けて、美瑛で祀ったのが、美瑛神社のはじまりです。
駅から歩くと片道20分ほど。そこそこ距離はあるので、歩くのが厳しい方は美瑛駅から白金温泉行き(39番:白金線または42番:美瑛白金線・白金温泉経由国立大雪青少年交流の家行き)のバスに乗り、「丸山町」バス停で下車するとすぐ目の前です。ただしバスの本数が非常に少ないので、公共交通機関での訪問の場合、現実的には美瑛駅から徒歩またはレンタサイクル、あるいはタクシーでの訪問がいいでしょう。
広くて綺麗な境内。非常に美しいです。
手水舎にも花が添えられ、清らかな雰囲気です。
立派な本殿です。恋愛成就のご利益があるとされ、本殿正面、「美瑛神社」の文字の上にハートマークがあるのがわかるでしょうか。このように「隠れハートマーク」が随所に施されており、積極的に探すのも楽しみの一つです。
社務所にもぜひ寄っていきましょう。有名なのは、「丘守り」と「えぞみくじ」。前者は美瑛の美しい丘の風景が描かれたお守りで、ぜひ手にしたくなります。「えぞみくじ」は名産をモチーフにした、北海道弁で書かれたおみくじで、美瑛神社ではとうもろこしがモチーフとなっています。
社務所の前の庭にはラベンダーが咲いていました。
美瑛の街並み
最後に美瑛の美しい街並みを写真で紹介します。全て駅前で撮ったものです。