[4日目]
優雅な朝
昨日は寝不足の中頑張って起きましたが、今日は特に何もないので、自然に目が覚めた頃に、もそもそっと起きます。ベッドから出てリビングのソファーに集まり、まったりとした朝を過ごします。

まったりした後は支度をして外に出て、今日はカフェに行こうという話に。ノルウェーはサーモンが有名です。スーパーで買ったサーモンはこれまでも食べていますが、お店ではまだ食べていません。ちょっとカフェでサーモンのオープンサンドでも食べたいな、ってな感じです。


おしゃれなカフェ、おしゃれなソファーでまったり過ごします。窓の外を眺めれば静かに街を歩く人が行き交い、隣の席ではおばあちゃんが編み物をしているではないですか。なんという平和で、穏やかで、優雅で、のんびりとした空間でしょうか。こういう朝、本当に理想的。もう最高です。

少し遅れてカプチーノが運ばれてきました。こういう空間では、のんびり運ばれてくるくらいがちょうどいいです。



ポラリアとトロムソ大聖堂

次に、本来だったら昨日行きたかった「ポラリア」という水族館に入ります。北極の海洋生物などを中心に展示されています。


中に入ると早速アザラシのショーをやっていました。決して大きな水族館ではありませんが、結構お客さんは多かったです。




ただお魚たちを眺めるだけでなく、色々学べる展示も充実しています。北極においては、食物連鎖の頂点はホッキョクグマです。


水族館を出ると、次は町の中心にある教会に行きます。これまで何度も通りかかってきたものの、閉まっていて中に入れなかった教会ですが、今日のこの時間が開いているということは事前にチェック済みです。

トロムソの中心に位置する立派な大聖堂。神聖な雰囲気です。確かに中には観光客もたくさん入っていますが、お祈りの邪魔になってしまってはいけないので、ちょっとだけ拝見して外に出ることにしました。
美術館

続いてトロムソの美術館に行きます。トロムソを含むノルウェー北部の芸術家たちのアートが展示されています。

入場料を払って中にないると、いきなりテントに電球に心臓のようなもの。三角のテントは北極らしさを感じさせますが、我々の乏しい感性ではさっぱり理解可能な範疇を超えている芸術作品でした。でもですね、芸術っていうのは理解できるかどうかが大事ではないんですよね、理解できなくても、意味を汲み取れなくても、このような良質なアートに触れることが大切なのです。そういう経験を重ねていくことで、こういったアートの深みを感じ取ることができるようになるのだと思います。芸術作品は、わかるものだけ見ていたって感性は磨けないのです。わからないものを、これまでの自分の世界を超えた世界を見るからこそ、自身の感性が成長するのです。と、そう自分に言い聞かせて、先へ進みます。

写真の展示もたくさんありました。決して大きな美術館ではなく、お客さんも少ないので、一つひとつじっくりみていきます。

この辺りも現代アートのような空間。芸術的感性を鍛えるべく、ゆっくり作品に向き合ってみることにしました。それにしても、この空間がおしゃれでいいですね。

展示を見終わると、最後に象とその頭に蛇口のついたアートがありました。そして我々お客に対し、その象をモチーフに絵を描いてね!みたいなコーナーが。要するに、これまでアートを見てきた我々への最終課題として、この「象+蛇口」というアートをテーマにしながら絵を描きなさい、ということなのです。そしてみんなが書いた絵が飾られています。
同じモチーフでも描く人によって書き方は大きく異なり、それが私たちの感性といったものなのでしょう。3匹くらいを一緒に描いているものもあれば、1匹の象を詳細に描いているもの、大胆にアレンジを加えているもの、さまざまです。

まあ、こういうコーナーがあって描かないという選択肢はありません。日本人を代表して、誰よりも素晴らしい絵を描きたいと思います。ちゃんとこの美術館でアートに向き合って、感性を磨きましたから、それを存分に発揮する時です。

たくさんの人に見てもらえるといいな。
ちなみにかぜ薬は、旅行に行く際持ってくるといいですね。やっぱりハードスケジュールで動くと、誰しも風邪気味になることがあります。私も念の為、この旅行に「総合かぜ薬 牛黄(ごおう)」を持ってきたのですが、なんと大好評ですごく役に立ちました。辛い鼻づまりもスッキリするそうです。鼻づまりもスッキリ!風邪には総合かぜ薬牛黄が効きます。
(つづく)

