[5日目]
あのバスに

早いものでもう5日目です。優雅な朝食を食べ、今日も街に出てみます。今日はトロムソの中心街ではなく、ちょっと離れたトロムソ大学や、その科学館、またトロムソ大学とは反対側にあるトロムソ大学博物館にも向かう予定です。

まずは島の北側にあるトロムソ大学に向かうことに。トロムソ大学までは結構距離があるので、バスに乗ることにします。街の中心街にあるバス停まで、朝の散歩をかねて歩いていきます。

朝の人通りもまばらな街を歩きます。先述の通りバスに乗るのですが、トロムソのバス系統というのは本当に複雑で、いまだによくわかりません。本当に色々な種類の色々なバスが走っているんですよね。しかもそれぞれの系統のバスのほとんどが、無理やり中心街を通るようなルートで走っているために、中心街にいるとどのバスが上りでどのバスが下りかとか、全然わからないんですよね。地図を見ても系統が多すぎてどこになんのバスが走っているのかよくわからんのです。
とはいえ、系統番号を覚えようとはしているつもりです。と、そこで見つけた1台のバス。きっとあのバスはトロムソ大学に行くはずだ!と言ってバスに飛び乗りました。
トロムソ大学に行くには橋を渡ることなくそのまま北上すればいいのですが、乗ったバスは脇目も振らずにまっすぐトロムソ大橋を渡っていきます。これはまずい、とんでもないところに連れて行かれると察した我々は急いで降車ボタンを押し、橋を渡ってすぐのところにある北極教会で下車します。

まあ、もう一回北極教会見られたからいいでしょ。誰があのバス乗れって言ったかって?私ですけど何か?

再び街中に戻るバスに乗り込んで、軌道修正です。間違えた責任をとってバス担当大臣は辞任しました。
トロムソ大学

まあなんやかんやバスに乗りまして、トロムソ大学に到着です。トロムソは世界最北の〇〇で溢れていますが、ここも類にもれず世界最北の総合大学です。総合大学らしく、さまざまな学部の建物が並んでおり、非常に広々としています。人文系、工学系、そして病院。特にここの大学病院は、トロムソの住民の病院というよりもこの辺りの北極圏の町一帯を管轄する病院です。そのため、これだけ小さいトロムソの街にありながらとっても立派な病院なのです。アクセスの悪い北極圏の小さなまちへも、このトロムソ病院からドクターヘリが飛んでいくことで、住民の命と健康を守っています。


ちなみにここは世界最北の総合大学ですが、世界最北の「大学」ではありません。総合大学ではない大学だと、スヴァールバル諸島・ロングイェールビーンにスヴァールバル大学があります。なんと北緯78度です。

続いてトロムソ大学の植物園にやってきました。ここも世界最北の枕詞がつく場所で、世界最北の植物園です。


植物園といっても、この季節なら植物なんてほとんど分厚い雪の下です。

たまにこういう感じで見えるくらいですかね。

池も雪に覆われていました。ところで港にはでっかい船が停まっていますね。


たとえ植物は見えなくとも、看板は健在です。こういうのを見ながら楽しむのもいいですよ。

あ、メコノプシスだ!

こういうの大好きです。遠慮なく童心に帰って遊びます。


植物園を奥へ奥へと進んでいくと、森のようになってきました。

すっかり雪山に入り込んだようです。こういう風景が、本当に美しいです。

こういう雪道を走るのが一番楽しいです、ほんとに。

これはなんか地層のなんかすごいやつらしいです。


そしてこういうふかふかな雪に寝転がるのが一番気持ちいいです。ほんとに。
科学館
さて、トロムソ大学に併設されている科学館にやってきました。


経済活動をすると地球にどんどん熱が溜まっていって、、、みたいな展示ですかね。地球温暖化に対する提起でしょう。

これは大空高く舞い上がれるやつです。上空154kmまで上がるとちょうどこんなオーロラの景色になるんですね。


まあなんか色々遊んで楽しかったです。童心に帰って遊び尽くした後は、バスに乗って町に帰ります。

世界一のケーキ探し
ところで昨夜、ノルウェーには世界一のケーキがある、ということで、ぜひ食べて帰りたいね、という話をしていました。「世界一のケーキ」で検索すると普通に出てくる「Kvæfjordkake(クヴェフィヨルドカケ)」です。まずは観光案内所で「これを食べたいんだけど!」と聞いてみると、「あー、すっごく有名なケーキだね。でもどこで食べられるかはわからない。あそこにでっかいケーキ屋があるから、そこに行けばあるかもしれないね」との回答。まあ、行ってみるしかないですよね。
というわけで、トロムソ大学からダウンタウンに戻ったあとは、そのケーキを狙いにいきます。ちょうど時刻はお昼時。まあこれをお昼ご飯とする予定です。

結論から言うと、そのケーキ屋さんに行って、さらに店員さんにも聞いてみましたが、そのケーキはありませんでした。他の店もちょこっと偵察してみたものの、そのケーキの気配はありません。仕方がないので普通のお昼ご飯をとることに。


この最北の町で抹茶ラテを飲めるとは思いませんでした。私は昔から大の抹茶好きで、抹茶がつくものは大抵全部好きです。世界一のケーキが食べられなかった悲しさはすっかり忘れて、抹茶ラテと美味しいサンドイッチに大満足なのでした。
(つづく)

