[9日目]
雨上がりの札幌を出発
早朝は雨の札幌でしたが、お昼に近づくと雨も上がりました。今日はいよいよ札幌を離れ、また別の友人と合流し、もうひとつの北海道旅行が始まる日です。
まずは札幌駅へ向かい、札幌駅から、10時3分発の「エアポート」に乗り込み新千歳空港駅へ向かいます。
新千歳空港到着は11時にもならない時刻。飛行機の出発は13時なので、まだまだ時間があるわけですが、新千歳空港はとにかくいろいろありますから、空港で時間を潰すのも結構楽しいのです。
というわけで新千歳空港温泉へ。空港の中で温泉に入れちゃうのです。すごいなあ。
ついでに新千歳空港温泉の中でランチをとることに。北海道らしいものは今までも、そしてこれからも食べられるでしょうから、ちょっと庶民派メニューを注文。とはいっても、これだって決して安いわけではないんですよ。旅行中の食費はどうしても結構嵩むものです。
食事と温泉でのんびりしていたら、あっという間に出発の時刻です。新千歳空港温泉はあまりに快適で長居してしまいがちですが、のんびりのしすぎは禁物。飛行機に遅れたら洒落になりません。
空から眺める北海道
乗り込むのは、北海道の東側、女満別(めまんべつ)行き。札幌から女満別なんて、JRで行こうものなら1日2便しかない直通の特急でも5時間かかります。鈍行で行こうものならおそらく朝一番に出ない限り、その日のうちに辿り着けないのではないでしょうか。それが飛行機ではなんと45分。これぞリアル版タイムカプセルでしょう。
ちなみに、アゼルバイジャンの夕暮れと女満別の夕暮れは変わりません。知ってましたか?
新千歳空港を飛び立ったと思ったら、ドリンクのサービスをする時間もなく、すぐに着陸態勢です。
女満別空港に降り立つ時、機窓には道東の美しい景色が。遠くに見える三角の湖は阿寒湖、左側に見えるのは屈斜路湖です。
やがて、屈斜路湖のすぐ横を飛ぶようになります。
遠くに臨む山は羅臼岳でしょうか。
定刻よりも10分ほど早く、女満別空港に到着です。時刻表状では千歳から女満別は45分ですが、実際には30分程度なのでしょう。
チェックイン
女満別空港からは連絡バスに乗り、網走へ向かいます。
途中、バスは「メルヘンの丘」を通ります。車窓から美しい丘の風景を眺めます。
さて、バスを「網走観光ホテル前」で下車します。今夜の宿はここ、網走観光ホテルなのですが、バス停の前には美しい網走湖が広がっているので、ちょっとだけお散歩をしてみます。
そして今夜の宿「網走観光ホテル」は、ここから坂を登っていったところにあります。
今日からの旅行を共にする友人とは、このホテルで待ち合わせということになっているのです。あ、すいませんそういうことに私がしたのです。現在の時刻はまだ午後2時半。彼らは羽田空港を4時半に出る飛行機で女満別空港に来て、そこからホテルまで来るわけですから、まだまだ時間はたっぷりあります。
というわけで、私は一足早くチェックイン。
デカい部屋をひとりじめ。1人で暇なので部屋の写真まで撮ったりして。
部屋からも網走湖が望めます。
遠慮とか配慮とかそんなものは全くありません。チェックインを済ませたら、自分だけタオルを持って温泉へ直行です。
新千歳空港で温泉に入って、今度は網走湖畔でまた温泉。こんな贅沢あるでしょうか。最高でした。
温泉を出たら、ちょっとホテルの中を散策したりします。網走観光ホテル、確かに全盛期は過ぎてしまったようなホテルに感じられますが、清掃は行き届いていますし、ハードは本当に立派。1泊素泊まり4500円で泊まっていることが信じられないくらいです。いや、本当にありえないくらい立派です。
でもこれには驚きましたね。JASの宣伝がまだあるとは。何十年も前のものなのでしょうが、汚れはほとんど見えず、すごく綺麗です。
網走湖の夕日
それでもまだまだ時間があるので、再び外に出て網走湖畔をお散歩します。
散策をしていると、いつの間にか夕日の時間となりました。
どうですか、美しい夕日でしょう。本当に美しかったです。誰にも見られていないのがもったいないな。網走湖の水面の輝きと相まって、本当に綺麗だった。
穏やかな湖面も、黄金色に染まります。
久々に見た感動的な日の入りを見届けたら、ホテルに帰ります。
部屋の窓からもトワイライトタイムを楽しみます。
ビッグサン
と、周囲が暗くなったところで、友人たちの乗ってくる飛行機の情報を調べてみるとどうやら遅れているみたいでした。それも30分くらい。出発がそれだけ遅いとこっちに着くのも遅れるかな。まあ仕方がありません。
やがて彼らもホテルに到着。間髪入れずに夕食に出かけます。
行ったのは、回転寿司「ビッグサン」。北海道の回転寿司って美味しいんですよね。確かに学生にはちょっと高いけれど、それでもこのクオリティーの寿司を食べていることを考えれば驚くほどリーズナブルです。
こちらは北海道民にはお馴染みの「タコの卵軍艦」。
まあ、例に漏れず安いと言って調子に乗って、お会計額を見て目が回るパターンですね。きっとそれが本当の回転寿司です。
(つづく)
コメント