季節限定のANA便・新千歳〜利尻の飛行機が見どころ満載だった!

北海道の北の果て・利尻島は、日本最北の町である稚内からさらにフェリーで行く必要のある離島として、なかなかアクセスの難しい場所です。

しかし、夏季観光シーズン(例年6月1日〜9月30日)限定で、北海道の玄関口である新千歳空港から利尻空港まで飛行機が飛ぶのです。実は利尻島はお隣の礼文島と違い、通年で営業している空港を持っていて、夏季シーズンでなくてもJALのプロペラ機が札幌丘珠空港から飛んでいます。そんなわけで、実は年間を通して飛行機で行けてしまう島でもあるのですが、やっぱり旅行客には新千歳空港の方が便利ですよね。

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実は難易度の高い飛行機

と、ここまで書くと、夏は新千歳から利尻に飛行機が飛ぶのか、実に簡単に利尻に行けるんだな、と思ってしまうかもしれませんが、利尻はそんなに甘くありません。新千歳から利尻に飛ぶと言っても、1日1便のみ。それも利尻空港は気象条件が悪いことが多く、欠航になることもしばしば。欠航にならずに飛んだとしても、利尻空港に降りることができず新千歳に引き返すこともザラにあってしまうのです。平均して1週間に1回ほどは欠航という恐ろしい飛行機です。そんなわけで、どうしても利尻に行きたい、という場合は、稚内まで何らかの手段で行ってフェリーで上陸するなどのプランBを持っておく必要が大いにあります。

「夏季限定」それも「1日1便」というだけでレアな飛行機だな、と思いますが、その上にさらに「欠航多発」というかなりの高難度フライトなのです。どうやら利尻空港の滑走路が短く、着陸できる条件が厳しいことも理由の一つのようですね。

実は見どころ満載!!!

そんな高難度フライトですが、実はものすごく美しいフライトです。道内の航空路線の中でもきっとトップなのではないでしょうか。それくらい美しい路線です。

利尻島を空から見る感動を味わえる

利尻島は、「利尻富士」の名前の通り、海に浮かぶ富士山のようです。その姿は非常に美しく、北海道本島から見ても、礼文島から見ても、フェリーから見ても、そして何度見てもその美しさに魅せられるものです。

しかし、この島を空から眺められる経験はさらに貴重です。海に浮かぶ円錐形の島の姿を一望できます。島の全貌を俯瞰できることは、飛行機以外ではなかなかできません。

利尻・礼文両島を拝める

さらに、利尻島だけではなく、その奥の礼文島を拝むこともできます。

利尻空港×飛行機の組み合わせは絶好のフォトスポット!!!

また、利尻空港に降り立ったときは、乗客のほとんどがカメラを構えるのです。

こんなに美しい空港が他にあるでしょうか。飛行機の後ろには利尻山が聳えます。ボーディングブリッジもなく、飛行機は沖止め状態、ということだけでも都会人にとっては珍しいことでしょうが、その後ろに聳える堂々とした利尻島の姿に、みんなこぞってシャッターを押すのです。飛行機から降りると、まるで飛行機に乗ってきたのはこの風景を撮るのが目的だったかのように、写真撮影に熱中するんですよね。普通の空港だったら、だらだらしてないで早く到着口に向かえ!という視線を浴びそうですが、ここ利尻ではどうせみんな写真撮るんでしょ?どうぞ??みたいな雰囲気が職員さん達からも伝わってきます。・・・が、極度の長居は本気で職員さん達の迷惑になりますから、空気を読みながらスマートに撮影会を楽しみましょうね。

利尻島を拝めるのは左側!

次に座席についてです。上の写真のような利尻島を拝めるのは、利尻行きの便で進行左側の席です。利尻発の便だと右側ですね。もしかしたら風向きによって逆の日もあるのかもしれませんが、基本これで間違いないはずです。

わずか50分ほどの短いフライトですが、天気が良ければ驚きと感動に満ち溢れたフライトでしょう。逆に天気が悪いと、利尻空港に着陸できるかできないかの熱い戦いとなり、非常にスリリングなフライトになることも確かでしょうが。また機内アナウンスでも案内がありますが、利尻空港は滑走路が非常に短いので、飛行機は利尻空港に着陸するとかなり激しいブレーキをかけます。こんなところも楽しい人は楽しいかもしれません。

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この記事を書いた人

道外出身・道外在住大学生。
小学生のころから北海道の魅力にとりつかれ、北海道旅行回数は30回超。
詳しくは「運営者情報」ページを参照。

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