夏の北海道卒業旅行(13)友人と別れて一人でとんぼ返り

[7日目]

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函館朝市

さて、7日目になりました。今日で中学・高校の友人とはお別れです。

7日目にして、やっと「普通の」旅行らしい雰囲気になるのかな、のんびり「函館朝市」へ出かけます。

函館朝市のお店にもいろいろありますが、中でもThe 函館朝市!!っていうのはやっぱり「活イカ踊り丼」ですよね。踊り丼が食べられる店というのが「一花亭 たびじ」という店です。私も何度も来たことがあります。

最近はイカが不漁らしく、この店に来てもそもそもイカがそもそも入荷していない、ということもしばしばです。昨日函館山の上から眺めたイカ釣り漁船、釣果はどうだったのでしょうか。

いましたいました、今日は生簀にちゃんとイカが泳いでいます。今日は食べられそうです。

いやあ、しかし前と比べてかなり値段が上がりましたね。イカ関連は全て「時価」です。それだけイカが不漁だということです。

でもやっぱりこの「踊り丼」は楽しいですね。イカの足に醤油を垂らすと、その醤油に反応してイカが動くのです。「イカが苦しんでいるみたいで残酷だ」と思うかもしれませんが、イカは苦しんで動いているのではありません。イカはすでに死んでいますが、でもあまりに新鮮すぎるゆえに、醤油のナトリウムイオンと反応してイカが動き出すのです。

これ、動くのも驚きですが、味ももちろん絶品。身の部分は透き通っており柔らかく、一方で足の部分はコリコリした食感です。

一方で、イカの足の吸盤が口の中にくっついたり、口の中でイカが動いたり、でもそんなことも「命をいただいている」という当たり前の事実を身をもって体感する瞬間です。

一人札幌駅へ戻る

さて、ここで友人とはお別れ。バスターミナルから函館空港に向かうシャトルバスに乗り込む友人を見送り、私は一人函館駅へ向かいます。

函館駅で乗り込むのは、12時15分発の特急「北斗11号」札幌行きです。やっと昨日の3時ごろに来た函館ですが、もう函館を出て札幌に戻るのです。本当に何をやっているのでしょうか。

昨日見たばかりの車窓をまた見ることになりますが、まあ素晴らしい車窓なので何度見てもいいです笑。海側の座席はもうすでに満席で、山側の席になってはしまいましたけどね。あ、昨日もそうだったか。

この列車、なんと満席でした。大盛況!!すごいなあ。

私の隣も函館駅発車時は空席でしたが、新函館北斗駅で埋まりました。来たのはご年配の旅行グループ。北海道新幹線で北海道入りし、この列車で札幌駅に行ってから富良野・美瑛に観光に行くようです。東京からの方だったので、東京から富良野に行くなら飛行機一択でしょ!と思ってしまうのですが、飛行機に抵抗のある方も多いですからね。

昨日も見た風景とはいえ、やっぱり美しいです。

札幌観光

さて、夕方4時過ぎ。日の傾きかけた札幌駅に戻ってきました。

まずは今晩の宿、「JRイン札幌」に荷物をデポします。そして札幌をちょっとお散歩。

北海道庁旧本庁舎は修復工事の真っ只中。シートに覆われて建物を見ることすらできません。でもシートの上には本庁舎の建物の絵が描かれ、観光客を慰めています。

こちらは「札幌時計台」。

続いて大通公園の「さっぽろテレビ塔」。

さて、やってきたのはススキノ。ここの超有名ラーメン店「すみれ」で味噌ラーメンを食べることにします。

まだ時刻は5時半前ですが、店の前には案の定行列ができていました。

いやあ、やっぱり本場の札幌ラーメンは美味しいですね。おそらく「すみれ」は札幌味噌ラーメンの店として一番有名だと思いますが、ではこれがズバ抜けて美味しいかというと、好みは分かれると思います。札幌味噌ラーメンの名店は本当にたくさんあり、どこも非常にレベルが高いです。もちろん有名店の味は文句なく美味しいですが、ここまでの超有名店以外にもいいお店が山ほどありますよ。

って、超有名店に並んで入った人が言っても信頼されないかもしれませんが。

店の外に出れば、行列はさらに長くなっていました。

就寝

もう相当疲れているはずですが、不思議とベッドに潜ってバタンキューで寝たい、という感じもしません。ちょっと事務作業をやって、結局寝る時間は10時半ごろ。10時半だって早いじゃないか!って言われるかもしれませんが、事前の想定ではもう札幌着いたら眠すぎて寝落ちすると思ってたんですけどね。

ちなみにここJRイン札幌は線路の真横。列車の音が聞こえてしまう場所なので、分厚い防音壁が窓についています。この扉を開ければ窓の外の景色が楽しめますし、閉めれば静かな空間に、ということになります。線路際の立地ということで気になる人も多いとは思いますが、しっかり配慮されておりナイスだと感じました。実際その扉を閉めて寝れば、音はほとんど気になりませんでした。

(つづく)

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この記事を書いた人

道外出身・道外在住大学生。
小学生のころから北海道の魅力にとりつかれ、北海道旅行回数は30回超。
詳しくは「ご挨拶」ページを参照。
2024年5月25日Xアカウント開設。

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