[2日目]
天塩川温泉を出発
昨晩なかなか厳しかった露天風呂は今朝リベンジ。のんびり入ってきました。鳥の鳴き声が響く朝の露天風呂に、耳をすませば朝一番の汽車の汽笛が。いい朝です。
温泉に入った後は、宿の朝食。天気予報によると、今日は快晴です。明日は天気が悪いので、今日が勝負です。今日のうちに頑張って色々な場所に行きましょう。
ご覧の通り、透き通るような青い空。少し名残惜しいですが、天塩川温泉に別れを告げます。
はじめに向かうのは音威子府(おといねっぷ)村の中心部。道の駅おといねっぷに向かいます。おっと、その前にセイコーマート音威子府店にも寄り道。これからの長旅に備えてちょっとした買い出しです。
道の駅おといねっぷは小さな道の駅ですが、有名な蕎麦と、「常磐ラーメン」という名物ラーメンを食せます。食堂の営業開始は11時とかなので、流石に今回はパスします。そんな時間まで待っていたらこの素晴らしい天気を無駄にしてしまいます。
クレーンゲーム
次に道の駅のすぐ隣にあるJR音威子府駅へ。人口わずか600人ほどの、北海道で一番小さな村、音威子府村ですが、その中心の音威子府駅はちゃんとJRの社員さんもいる立派な駅です。
なぜこんなに小さな村なのに駅が立派なのかといえば、ここからかつてオホーツク海側、浜頓別方面へ向かう「天北線」という鉄道路線が分岐していたことの名残でしょう。昔から鉄道の町として栄えていた場所です。
それを証明するように、駅舎内には「天北線資料室」があります。
そしてその資料室内にクレーンゲームがあり、気づいたら友人がハマりまくっているという。おいおい、こういうのにハマるのは雨の日にしてくれよ、貴重な快晴の日をこれに使わないでくれ。
結局クレーンゲーム関連で30分くらい消費。2000円くらい使ったんじゃない??反省しなさい。
まあ私もつられてやって、機械にお金を詰まらせたりして時間を使ったことは確かなんですけどね。
山々を超えて
音威子府は山間の小さな村。ここから国道275号線に入り、山間を抜けてオホーツク海沿い、浜頓別方面へ向かいます。
途中、道の駅ピンネシリに立ち寄ります。道の駅ピンネシリの向かいにはピンネシリ温泉があり、こちらにも時間があれば入浴したいと考えていましたが、こちらは時間の関係上スキップすることにしました。
途中、寿公園にも寄ろうかと思っていましたが、クレーンゲームのせいで時間が押しているのでスキップ。
クッチャロ湖
浜頓別(はまとんべつ)町に到着です。まずは道の駅北オホーツクはまとんべつへ。
帆立焼きも食べることに。まあこんなの旨くないわけがありませんよね。大きな期待をも飛び越える絶品でした。
次に行くのはクッチャロ湖の湖畔。屈斜路湖(くっしゃろこ)でも倶多楽湖(くったらこ)でもありません。クッチャロ湖です。
水が本当に綺麗なんですよね。癒されます。
隣にはビジターセンターのような建物があります。「クッチャロ湖水鳥観察館」という名前がついており、クッチャロ湖で見られる水鳥の紹介・展示があるほか、実際に双眼鏡で水鳥を観察できます。
この季節はあまり鳥もいないのかもしれませんがね。でもそのためか、他に客は誰もおらず貸切状態でした。
オホーツク海の絶景
浜頓別から、国道238号線に入って稚内を目指す予定だったのですが、せっかくだからオホーツク海沿いを走ろうという話に。国道238号も基本的にはオホーツク海に沿って走るわけですが、浜頓別付近ではやや内陸を通るんですよね。
そんな理由で適当に入った道がひたすらまっすぐ。道路の先が見えないほど果てしなく続く一本道です。
これ、「猿払村道エサヌカ線」という有名な道だと後で気づきました。こんなところの運転、気持ち良すぎますって。
途中、オホーツク海へ続く小さな道を発見。せっかくなのでちょっと進んでみますか。
道の駅さるふつ公園
さて、日本最北の村、猿払に到着です。猿払村の中心部は実はオホーツク海沿いではなくて、内陸に入った場所にあるのですが、道の駅は海沿いにあります。この辺になってくると、道の駅に並ぶお土産も、宗谷岬のものなどが多くなってきて、いよいよ最北に近づいてきたなと感じます。
猿払と言ったらやっぱり帆立じゃないですか。道の駅で帆立料理を食べて行こうと思います。
選んだのがこの帆立焼きカレー。ボリューミーで、当然ながら美味しかったです。なんかホタテばっかり食べてますが、決して飽きが来ることはありません。
私たちが食べ終えて外に出ると、レストランはもう閉店。入る時は特に気にしていなかったのですが、実際にはなんとかギリギリラストオーダーに間に合った形でした。
宗谷岬
さて、日本最北端の地、宗谷岬に到着です。時刻はもう15時過ぎ。
多くの旅人が憧れる宗谷岬。私はもちろん何度か来ている場所ですが、これだけ天気がいいと映えますね。海の向こうにはサハリンも望めます。
(つづく)