夏の北海道卒業旅行(12)終電を逃すのもまた一興

目次

函館塩ラーメン

北洋資料館から外に出ると、もう日は暮れ、トワイライトタイムに。五稜郭タワーも美しくライトアップされていました。

「五稜郭公園前」電停から市電に乗って函館駅方面に帰る・・・はずでしたが、ちょうど反対方向・湯の川温泉行きの市電がやってきたので、その電車に飛び乗り、反対方向・湯の川温泉に向かうことにしました。

というわけで、湯の川温泉街にやってきました。最初は湯の川温泉の日帰り入浴も考えましたが、時間の関係上断念。でも湯の川温泉には「一文字」という函館塩ラーメンを代表するお店があります。

この「一文字」の特長として、チャーシューが美味しいのです。というわけで私はちょっと豪華にチャーシュー麺にしました。チャーシューもラーメンのスープも、相変わらず感動的な美味しさです。今度は味噌もトライしてみたいな。

函館山からの夜景

湯の川温泉から市電に乗り、函館駅で降り、一度ホテルで荷物を整理した後、再び市電に乗り込み湯の川温泉・五稜郭公園とは反対方向、函館どっく・谷地頭方面へ。途中の「十字街」電停で降ります。ここから15分くらい歩けば、あの有名な「函館山」のロープウェイ乗り場です。

実はもう時間的にかなり遅く、展望台に上がる観光客としてほぼ「最終グループ」です。いつもかなり混んでいる函館山ロープウェイですが、これだけ遅い時間になると混雑はだいぶマイルドで、ほとんど待つことなくロープウェイに乗り込むことができました。

それでもロープウェイに乗っている人の数といったらそこそこいるのですから、やっぱり人気観光地なだけありますね。

ちょうど今「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」の映画公開に合わせ、函館各地でコナンくんとコラボした企画がたくさん見られます。函館に来るまでの特急「北斗」の車内放送でもコナン君による特別放送がありましたし、箱館奉行所の中にもコナン君のパネル等はたくさんありました。そしてここ、ロープウェイの中でもコナン君による観光放送が。もうどこ行ってもコナン君じゃないか!

さて、もう説明の必要はないかもしれません。これが「日本三大夜景」の一つに数えられる(ことも多々ある)函館の夜景です。「世界三大夜景の一つだ!」と言う人もいます。まあ日本三大か世界三大か、はたまたどちらにも該当しないのか色々な見方があると思いますが、やっぱり美しいですね。

函館山って結構低いので、夜景もかなり近くに見えます。一際目立つ青色の光は「東横イン」ですし、長いホームが縦に並んでいる場所が函館駅です。青函連絡船「摩周丸」も望むことができます。函館駅のホームがくるっとカーブを描いているのは、青函連絡船との接続のため、港につながるようにホームをカーブさせたというのは有名な話なのですが、そんなことも上から眺めるとしっかりわかりますね。そしてその手前に函館朝市。さっき上がった五稜郭タワーも向こうに見えますね。わかるかな???

さて、函館の夜景はこの街の風景だけではありません。海の上に目を向けてみましょう。

ほら、明るい光を放つイカ釣り漁船がたくさん見えます。このイカ釣り漁船の風景も含めて「函館の夜景」ですね。漁船の光は「集魚灯」と呼ばれるもので、この明かりでイカを集めるのです。このイカ釣り漁船ですが、通年見られるわけではなく、基本的には夏から秋にかけての真イカ漁が行われる時季の風物詩です。季節限定の風景なのですが、多くの旅行者の方は街ばかり見て漁船に注目している観光客は少なそうです。

さらに、ちょっと目を西の方角へ向けてみます。あのちょっと明るいまちが北斗市の中心部・上磯(かみいそ)で、そこから先は一気に明かりが減りますね。木古内はどこだ!ってなりますが、実は木古内はここからは見えません。もっともっとずっと左側です。木古内くらい見える範囲じゃない??って思いそうですが、北海道のスケールは半端ではありません。

もうお土産物屋も閉まっている時刻。最終の1本前のロープウェイに乗り込んで、麓に戻ります。最終便から1本余裕を持って帰るのが偉いでしょ??偉いよね???

八幡坂で逃す終電

ロープウェイで街に戻ったら、函館の有名観光地の一つ、八幡坂に向かいます。もう真っ暗ですけど、だからこそ人はいません。

これが八幡坂。大人気観光地も、今なら坂を丸ごと貸切状態です。

と思ったら、同じような大学生と思われるグループが車でやってきました。「この辺りに住んでるんですか??」って、まあ車なしでこんな時間にいるのだからそう思われるのも無理はないかもしれないですね。

写真を撮ったりしてのんびりしていたら、ホテルに帰る市電の最終便を逃してしまいました。実はホテルまではわずか2kmほど。普通に歩ける距離なので、終電を逃しても全然大丈夫なんですけどね。

せっかくなので、ちょっとだけ寄り道しながら帰りましょう。

ここは日中には多くの観光客が集う「金森赤れんが倉庫」です。店はどこも閉まっていますが、ライトアップだけはされています。

せっかくなので、ホテルに帰る前にセイコーマートで買い出しもして行きましょう。

今日は割とのんびりの予定だったのですが、結局1日中、しかもこんな時間まで動き回っていました。まあ旅行なんてそんなものでしょう。

(つづく)

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

道外出身・道外在住大学生。
小学生のころから北海道の魅力にとりつかれ、北海道旅行回数は30回超。
詳しくは「ご挨拶」ページを参照。
2024年5月25日Xアカウント開設。

コメント

コメントする

目次