夏の北海道卒業旅行(1)現地集合

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プロローグ

学生生活最後の夏休み。当然北海道に行かないはずはなく、2つの北海道旅行を計画していました。

1つは、中学・高校の友人と行く道北旅行、もう1つが大学のゼミの同期と行く知床旅行です。

そして前者は9月上旬、後者は9月中旬に行こうという話に。それであれば、9月上旬の旅行をした後、北海道から東京に帰ってまたすぐに北海道旅行に出発するのはあまりに非合理的です。飛行機代も馬鹿になりません。そこでこの2つの北海道旅行を統合し、「1回」にまとめることにしました。

というわけで今回の計画は、まず9月上旬に北海道に入り、中高の友人と道北旅行、そして北海道で友人と別れ、一人で北海道旅行を続けたのち、9月中旬に現地でゼミの同期と合流し、知床を旅行するといった計画です。日数にして、12日間。最後の夏休みにふさわしい、堂々たる大きな旅行計画に仕上がりました。

12日間(11泊)の内訳は、前編6泊、後編3泊、そしてその間に一人で2泊です。

羽田空港から出発

旅の始まりは毎度お馴染み、羽田空港です。

今回一緒に行く友人は東京在住ではないので、新千歳空港で合流することになっています。なんだかこれから一人旅に行くような気分です。でも個人的には、一人で行く場合JALのマイルを使って飛べるので結構ありがたいんですよね。飛行機代なんて真面目に払ったら相当財布を圧迫してしまいますから。JALは学生にはなぜか優しくて、マイルを貯めるのも使うのも大きな優遇を受けられます。JALの学生優遇が私のこれまでの北海道旅行を支えてくれたようなものです。

今回搭乗するのはJL503便。特筆すべきは、今回はクラスJへの搭乗だということです。8月頭に予約したのですが、すでにほとんど満席、503便のクラスJが1席だけ空いていたのです。クラスJだと取られるマイル数も当然少し多いのですが、他の午前便が全部満席となれば致し方ありません。やっぱり早い時刻に北海道に着けるメリットは大きいですからね。

席に行くと、なんと私の席には先客が。搭乗案内の紙を見せて自分の席だと主張すると、どうやらその1つ前の席と間違ったらしいです。「すみませんでした」と言って席を動いてくれようとしましたが、満席の機内、僕は別にどの列でも良かったので、そのまま座っててもらって席を交換することに。むしろ、もともと予約していた席よりも、変わってもらった席の方が、翼の位置とかぶらなくて窓から地上が綺麗に見えました。想定外のラッキーですね。

この日は荷物の積み込みに時間がかかったらしく、羽田空港を15〜20分ほど遅れての出発でした。

東京は分厚い雲の下。小雨も降るなかの離陸です。

JALの機内で飲むものといえば、いつもコンソメスープかスカイタイムなのですが、今回はコーヒーを頼んでみました。コーヒーもかなりこだわりがあり、評判がいいとのことです。

クラスJに若い人が乗っているのが目立ったのか、明らかにビジネスマンではなく旅行客の格好だったからか、1杯目を飲み終わるとCAさんから「もう一杯いかがですか」と。せっかくならと、コンソメスープもいただきました。

窓の外には、いよいよ北海道の大地が見えてきました。分厚い雲に覆われていた東京とは打って変わって、いい青空です。

千歳から札幌そして旭川へ

羽田空港を出る時はかなり遅れていた飛行機も、新千歳空港到着は5分ほどの遅れでした。ここで友人と無事に合流、早速快速「エアポート」に乗り込んで札幌に向かいます。

札幌駅の到着は定刻では9時57分でしたが、列車は1分半ほど遅れ、9時58分30秒くらいに札幌駅に着きました。

実は10時ジャストに旭川行きの特急「ライラック」が出発するので焦りましたが、何とか乗ることができました。これに乗れないと、次は11時の便になりますから、乗れて良かったです。

そんなこんなで、旭川駅に到着。旭川駅から乗り継ぐ列車まではまだ時間があるので、改札を一旦出ます。

まずは旭川ラーメンを食べに行くことにしました。旭川ラーメンの定番といえば、「青葉」。ここでしょう。

「青葉」は醤油ラーメンで有名なので、普通は醤油を頼むべきなのですが、私は塩にしました。だって2ヶ月前に醤油食べたばっかりなんですもん。

あさひかわ北彩都ガーデン

旭川駅の南口、実質駅の裏口側には、「あさひかわ北彩都ガーデン」という広い庭園があります。時間があるので散歩してみましょう。

これだけ立派なのに、歩いている人も少なく、自然の雰囲気満載です。大都会旭川の駅前とはとても思えない空間が広がっていることは、旭川駅の非常に面白いところです。

ガーデンセンターで、アイスクリームとお茶で一服することに。日向ぼっこをしながらの優雅なティータイムとなりました。「数学科の人間は算数ができない」という話をしていたら、傍にいたおじちゃんになぜか刺さったようで、会話を交わすことに。「そういうものなのか」となぜか感心して帰っていかれました。なんか変な偏見を与えてしまったかもしれません。

芝生も綺麗に保たれています。これだけ大きな都市でありながら、駅前にこんなに大きな憩いの場がある旭川、なかなか魅力的だと思いませんか。

それにしても、雲ひとつない綺麗な青空。今回もいい旅になりそうな予感です。

(つづく)

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この記事を書いた人

道外出身・道外在住大学生。
小学生のころから北海道の魅力にとりつかれ、北海道旅行回数は30回超。
詳しくは「ご挨拶」ページを参照。
2024年5月25日Xアカウント開設。

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